生田緑地・ばら苑に行ってきました。
向ヶ丘遊園から歩いて20分ちょっと。
坂道を登り、階段をあがった先にあるばら園で、盛りの秋バラと、レトロな庭園、生田緑地の緑を楽しんできました。
ちなみに、バラ園については他の記事も書いています。
●『旧古河庭園の秋バラ2回も行きました!2024年の見頃・アクセス・訪問記をご紹介』
この記事では、次の内容を書いています。
2024年秋 生田緑地ばら苑 開園期間
生田緑地ばら苑は、春と秋のバラの開花時期のみ開園します。
2024年の開園期間は、下のようになっています。
10月19日(土曜)〜11月17日(日曜)
平日 午前10時〜午後4時
土日祝 午前9時〜午後4時
休苑日:11月1日(金曜)(苑内施設メンテナンス等)
生田i緑地ばら苑 アクセス
生田緑地ばら苑のホームページによると、主なアクセス方法は次のようになります。
徒歩でのアクセス
①向ヶ丘遊園駅~ばら苑正面入り口(平坦な歩きやすい道)1km・徒歩13分
➁ばら苑正面入り口~ばら苑(やや急な坂道と急な階段) 徒歩7分
バス+徒歩のアクセス
①「向ヶ丘遊園駅・南口改札」バス停~「藤子・F・不二雄ミュージアム」バス停 5分
川崎市バス または 東急バス
➁「藤子・F・不二雄ミュージアム」バス停~ばら苑正面入り口(徒歩ですぐ)
③ばら苑正面入り口~ばら苑(やや急な坂道と急な階段)徒歩7分
マイクロバス
足の不自由な方などを対象に、正面ゲート(ばら苑正面入り口近く)とばら苑駐車場との間でマイクロバスが運行(30分程度の間隔)
他にも、生田緑地ばら苑のホームページには、登戸駅や梶ヶ谷駅からのアクセス。生田緑地からのシャトルバスなども案内されていました。
生田緑地ばら苑 2024年秋バラ開花情報
生田緑地ばら苑のX(旧ツイッター)と生田緑地ばら苑ブログによると、開花状況はこのようになっています。最終日まで、見ごろのバラがたくさんあったようです。
10月22日 4分~5分咲き
10月23日 5分咲き
10月26日 6分~7分咲き
10月29日 8分咲き
10月31日 見頃
11月2日 引き続き見頃
11月10日 見頃です。最終日の17日まで満開のバラで皆様をお迎えしたいと思います。
11月17日 公開期間最終日です。見ごろのバラもたくさんあり名残惜しい日となりました。
生田緑地ばら苑ブログには、こんなことが写真つきで詳しく掲載されています。
・全体の開花状況
・一つ一つのバラの紹介
・イベント情報。
毎日、コンサート、ガイドツアー、バラについてのトークショーなどが開催されています。バラを育てることに関するイベントが充実しているのが特徴です。
生田緑地ばら苑 訪問記
2024年10月22日(火)26℃快晴の午後。生田緑地ばら苑に行ってきました。
向ヶ丘遊園駅~生田緑地ばら苑入り口
向ヶ丘遊園駅南口ロータリーです。駅舎が素敵です。
この日は、駅前に「全国都市緑化かわさきフェア」のテントが出ていて、パンフレットと和菓子のプレゼントがありました!おいしい。
南に向かって歩きます。
実は、私は長く住んだことがあって、なじみのある町です。
この屋根のある細長い部分は、モノレールの駅があった所です。
向ヶ丘遊園もモノレールも30年ほど前になくなってしまいました。
新しくできた商業施設CROSSです。大きなダイエーがあった跡地が、この施設と大規模なマンションに生まれ変わったばかりです。
稲生橋交差点まで来ると、生田緑地の緑の丘が目の前に見えてきます。
ばら苑への道には、ピンクの幟が立っていて、迷いません。
オレンジの車止めがある五ヶ村堀緑地の方に曲がります。
水路の横のこんな道を歩いていきます。少し暑いけれど緑が多くて気持ちがいいです。
この道は、「ばら苑アクセスロード」と名づけられていて、ボランティアの方が育てたバラが竿ています。
この看板によると
向ヶ丘遊園は、昭和2年(1927年)開園。平成14年(2022年)閉園。
向ヶ丘遊園モノレール線は、昭和41年(1966年)開業、平成13年(2001年)廃止。
この道の上をモノレールが通っていました。
モノレールの橋脚の1/3のサイズのミニチュアレプリカです。今や植物と一体化しています。
本村橋交差点付近で、遊歩道が終了。府中街道沿いを歩いていきます。
新開橋で、二ヶ領本川を渡ります。
この部分、少し歩道が狭いですが、「ばら苑正面入口」はすぐそこです。
ここまでの道はとても快適。しかし、ばら苑にいくらしい人をほとんど見かけませんでした。車を使う人が多いのでしょうか?
ばら苑入口~ばら苑
ばら苑からは、こんな坂道がしばらく続きます。暑さもあって、ちょっと大変。左の方には遊園地だった土地が未開発で残されていました。
だいぶ上ったところで振り向けば、いい景色。道を登っている人は、3人しかいませんでした。
坂道が終わって、左前方に階段が。案内の方もちゃんといます。
パンフレットによると階段は107段。こんなきれいな階段なので、私的には大丈夫でした。しかし、足が痛いとかだったら、結構きついと思います。
チップを敷き詰めた通路を通ると
バラ苑を見渡せる場所に来ました。生田緑地の緑を背景にした広いバラ苑。開放感があります。
苑内は、バラを見ている人が多かったですが、何しろ広いので、のびのびと過ごせます。
ばら苑のホームページでは、4分咲きと書かれていましたが、充分咲いていました!。後ろをバスが走っていました。苑内マイクロバスか、シャトルバスかなあ?
このバラ好きだな、と思ったのがこの写真。京阪園芸の「加茂」1978年とありました。
これもいいな、と思ったバラ。「天津乙女」日本の寺西菊雄さんが1960年に作ったものみたい。個人名の方って、どういう方なのだろう?
彫刻とバラ。
回廊とバラ。
生田緑地ばら苑は、1958年(昭和33年)に開園。当時は「東洋一のばら苑」といわれたそうです。
向ヶ丘遊園の閉園時に、存続を求める声が多かったため、川崎市が運営を引き継いでいます。
貴重な品種のバラが多く栽培されており、育成管理が多くの市民ボランティアによって支えられているのも特徴だそうです。
私も、向ヶ丘遊園があったころから、何回も来ているばら苑ですが、彫刻や回廊の様子は、当時とそんなに変わっていないようです。庭園の懐かしい感じも、魅力です。
多くのワークショップのテントや、キッチンカーも出て、コンサートの音楽も流れていました。
園芸ショップも開店。庭があれば、バラが欲しくなるのかな。お手入れ大変だと聞きますが・・
ばら苑~向ヶ丘遊園駅(生田緑地入口経由)
ばら苑ホームページに出ていたもう一つの徒歩ルートで帰ることにしました。
生田緑地を通るルートです。
こちらは、階段はあるけれど山道です。前に歩いている人がいるので、離れすぎないように歩いていきました。階段は150段だそうですが、下りなので大変ではありませんでした。
むしろ、静かすぎる不安の方が先に立ちました。
いい感じのなだらかな場所にでました。
住宅のあるところまで下りてきました。なんて安心。
生田緑地に隣接する住宅街。住所は初山だそうです。
おし沼北の交差点。まっすぐ行けば、生田緑地の中にはいれるみたいです。私は右折します。
生田緑地入口まで、坂道を下りてきました。遠足の小学生がたくさん。
このルートはおもしろかったけれど、特に上り坂になる行き道は、本村橋を通るルートの方が歩きやすいかと思います。
「飯室谷町会」の花壇がおしゃれできれいで、びっくり。
向ヶ丘遊園駅近くから、民家園通り商店街を通って、登戸駅から帰ることにしました。
和菓子の「三吉野 向ヶ丘遊園店」の店先で、駅前でもらった最中「TAROの夢」を発見。
こちら、エピソードのあるお菓子でした。
岡本太郎美術館の開館を機に、多摩区の和菓子店が共同で創作した最中だそう。岡本太郎さんのイメージを表現するため、最中の皮にとうがらしを使っています。多摩区と麻生区の和菓子店7店で販売しているそう。
ピリッと唐辛子が利いた最中は、他にはない感じでおいしいのでした。
2024年秋 生田緑地ばら苑 まとめ
丘の上にある「生田緑地ばら苑」
坂道と階段がありますが、緑の中のバラ苑は開放感最高で、バラの数も多く美しいところでした。
向ヶ丘遊園が閉園して、当時この地域に住んでいた私は残念に感じたものです。そのあと、長い間、市民ボランティアがばら苑を支えてききたというのは、すごいことだなあ。1950年代の懐かしい雰囲気の公園の彫刻や回廊も、とてもいい感じでした。
バラ関係の講演会やツアー、コンサートも行われていて、毎日のようにイベント満載です。
生田緑地ばら苑、おすすめです!
ちなみに、東京のバラ園については他の記事も書いています。
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