川崎・妙楽寺の紫陽花 2025開花情報・アクセスや見どころをご紹介

はなさんぽ

妙楽寺は、川崎市多摩区と宮前区の境目くらいの丘陵の上にあるお寺です。「あじさい寺」の名で知られており、境内には、1,000株を超す紫陽花が咲きほこります。山門や本堂横、境内の斜面など、境内中が紫陽花でいっぱいになる景色は圧巻です。
2025年6月15日(日)にはあじさいまつりが行われます。

お寺があるのは丘の上なので、歩いていくか、バスで行くかは考えどころです。
私は2024年6月11日の夕方に歩いて訪問しました。

この記事では、妙楽寺の紫陽花について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・混雑状況
などについてまとめました。

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妙楽寺の紫陽花 見頃・開花情報

2025年の妙楽寺紫陽花についてのx(旧ツイッター)の投稿は次のようになっています。

・6月1日 まだ早かった
・6月2日
あじさいはまだ色づきが薄く 白緑の花々が多いのですが 「これはこれでいい」と 言って下さる方がいる。(妙楽寺の投稿)
・6月8日
5分ほどの色づき。(妙楽寺の投稿)
・6月10日
境内のあじさいも本格的に 色を増し見頃を迎えています。(妙楽寺の投稿)
・6月15日
絶好の紫陽花日和(妙楽寺の投稿)
・6月19日
早すぎる猛暑であじさいも熱中症気味(妙楽寺の投稿)

妙楽寺へのアクセス

妙楽寺へのアクセスは次のようになります。

【徒歩】JR南武線・宿河原駅から徒歩20分

【市バス・東急バス】
・小田急線・JR南武線登戸駅からバス「切通し上」下車⇒徒歩10分
・小田急線・向ヶ丘遊園駅からバス「長尾」か「切通し上」下車⇒徒歩10分

【コミュニティバス(あじさい号)】
小田急線・JR南武線登戸駅またはJR南武線久地駅からコミュニティバス「あじさい寺」下車⇒徒歩1分。
※コミュニティバスは平日・土のみ運行(「あじさいまつり」の中は臨時運行あり)。
コミュニティバス(あじさい号)の公式x(旧ツイッター)によると、
・久地発の方が登戸発より空いている。(登戸発は紫陽花最盛期には乗れないこともある)
・6月15日(日)のあじさいまつりの日は、久地からのバスが増便されるが、登戸発はなし。

宿河原駅~妙楽寺

私は、宿河原駅から徒歩で妙楽寺に向かいました。2024年6月11日、晴れて暑い日の15時です。

リニューアルの高架化が進む南武線ですが、宿河原駅は昔ながらの駅舎です。

駅前ものんびりしています。

宿河原駅から南に歩きます。商店街はにぎわっています。昔からの店や、ドラッグストア、新しくできたカフェもあります。

二ヶ領用水を渡ります。川岸が美しく手入れされています。いいなあ、宿河原。住みたいかも。

宿河原駅から数分のところに宿河原八幡宮があります。

神社には、地区の地名の由来が書かれています。見入ってしまいました。

畑があったり、緑が多く気持ちのいい長尾の住宅地を通って歩きます。

二ヶ領本川が流れています。

二ヶ領本川を渡ります。橋の上に「長尾」のバス停がありました。
多摩川が作った長い尾根に沿った村であることから、「長尾」の名がつけられたそうです。
「長尾の天然水」の説明看板がありました。この近辺では。天然氷を大正時代まで作っていたと書いてありました。

いよいよ坂道のはじまり!喜津根(きつね)坂という坂の手前を右折。

まだまだ登っていきます。

歩いているのは小学生だけ。黙々と登り、振り向くと、こんな景色。見えているのは、東名高速道路です。

「あじさい号」とすれちがいました。

坂道の多いこの地域の住民団体「長尾台コミュニティ交通導入推進協議会」が中心になって計画されたのだそうです。正式には長尾台コミュニティバス「あじさい号」です。何人かの住民の方らしい人が、バスから降りていきました。

紫陽花の季節になると、妙楽寺への交通機関としても話題になるこのバスは、登戸駅と久地駅から妙楽寺まで運行しています。

妙楽寺が見えてきました。途中坂道はありますが、楽しい道のりでした。

帰りは、もう少し細い坂道を下りてきました。坂の途中からは、こんな絶景も見つことができます。この道の方が景色はよかったです。

妙楽寺 紫陽花の見どころ

妙楽寺は、歴史のあるお寺です。源頼朝の弟の全成が院主を務めた威光寺とも関係が深いと伝えられます。門を入るなり、紫陽花が迎えてくれます。

本堂にお参りします。

ここからが圧巻でした。本堂の、裏手というか横の斜面に、一面の紫陽花が咲いていました。予想を上回る豪華さにびっくり。

紫陽花に囲まれる階段を上ると、仏様がいらっしゃいました。

鐘楼と紫陽花。鐘楼堂は、時期と時間によっては、上に登って紫陽花をながめることができるそうです。

私が訪れたのは、平日夕方4時過ぎ。紫陽花のシーズンは混雑することも多いようですが、この時間は混雑もなく、ゆったりと紫陽花を堪能しました。

妙楽寺の近隣スポット

妙楽寺の近隣スポットを紹介します。

二ヶ領用水

宿河原駅近くを流れている二ヶ領用水沿いには遊歩道があります。桜の名所として知られていますが、この日は、紫陽花がきれいに咲いていました。

二ヶ領用水については、川崎市のHPに「二ヶ領用水の歴史について」というPDFがリンクされています。こんな風な説明がありました。

・二ヶ領用水とは、1611年に竣工した多摩川から水を取り入れる農業用水です。稲毛領と川崎領にまたがっていたのでこの名前がつきました。
・江戸時代初期に、用水奉行小泉次大夫の差配で、地域の農民が14 年かけて作り上げました。
・江戸中期には、御普請役人の田中休愚の指導で大改修が行われています。
・この用水によって、この辺りに水田が開かれました。後には、桃の栽培、工業用水にも利用されました。

二ヶ領用水についての看板と、興味深い古地図がありました。カメラに収めて、先を急ぎます。あとから調べると、この地図は「玉川絵図」というもののようでした。

2011年のタウンニュース 多摩区版に「”玉川絵図」が記念看板に”という記事がありました。この図は。宿河原の元木さんという旧家から発見されたのだそう。多摩川が宿河原駅より南を流れていたこと、この看板があるあたりに二ヶ領用水取水口があったこと、宿河原八幡もこのあたりにあったことなどがわかるそうです。

明治43年の「八幡下圦樋」もこんなところに。右にある説明板を読みました。

八幡下圦樋は、洪水時に、宿河原取水口から余った水を堰の長池に通すための堰。近年、この堰が逆に水害を引き起こすことがわかり撤去された。(昭和63年)

ここで別の水路が立体交差しています。ここは二ヶ領用水の重要ポイントですね。

川崎市緑化センター

二ヶ領用水沿いに「川崎市緑化センター」があります。広場では、親子が遊んでいました。

色々な色が混じって咲いている紫陽花。ここの花もきれいでした。職員の方がお世話中でした。

妙楽寺の紫陽花まとめ

妙楽寺は、川崎市多摩区と宮前区の境目くらいの丘陵の上にあるお寺です。「あじさい寺」の名で知られており、境内には、1,000株を超す紫陽花が咲きほこります。山門や本堂横、境内の斜面など、境内中が紫陽花でいっぱいになる景色は圧巻です。

途中の二ヶ領用水の水路の遺跡や、長尾の坂道も楽しめました。坂道が大丈夫な方には、歩いて行くのもおすすめです。
紫陽花シーズンの週末はだいぶ混雑するようです。平日の夕方や早朝をおすすめします。

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