この記事では、等々力不動尊の紅葉情報についてまとめました。
等々力渓谷は、2023年夏から、倒木の恐れがあるため立入禁止の区域が発生し、現在も復旧作業が続いています。しかし、等々力不動尊では、例年通り紅葉を楽しむことができます。
私は2024年11月末に、紅葉がはじまった等々力不動尊を訪問しました。
この記事では、等々力不動尊の紅葉について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・混雑状況
などについてまとめました。
等々力渓谷の状況についても書いています。
等々力不動尊の紅葉2024 見頃時期
等々力不動尊の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。今年も全体的に紅葉の時期は遅めのうおうです。エックス(旧ツイッター)の投稿を見るとこんな様子です。
2024年等々力不動尊の紅葉に関する投稿
11/26~11/28 色づいてきた
私が訪問した11/28には、紅葉が半ば色づき、銀杏は見頃でした。
2023年はどうだったのでしょうか?
2023年の等々力不動尊の紅葉に関する投稿
12/12~12/24 終わりかけという投稿と、まだ美しいという投稿が混在
12/3~12/10 見頃、綺麗
11/27~11/30 見頃は先、色づいてきた
2023年も紅葉が遅いと言われた年でした。12月初旬~12/12頃が見頃だったようです。
私は2023年12月9日に訪問しましたが、丁度見頃の紅葉を楽しむことができました。クリスマス時期でも美しい紅葉の写真が投稿されていてびっくり。
東京の中でも遅い時期まで紅葉が楽しめるスポットかもしれません。
等々力不動尊へのアクセス
等々力不動尊は、等々力駅から徒歩で向かうのが、主なアクセス方法になります。
・東急大井町線「等々力駅」から徒歩7分
等々力不動尊までの行き方を、私が撮影した写真でご案内します。
東急大井町線は車両が短かめで、駅もコンパクト。そのせいか、沿線は独特ののんびり感があります。
等々力駅は2本の線路の間に改札があって独特です。等々力駅ホームは、紅葉シーズンでも、特に混雑はなく、平常運転な様子でした。
ホームの売店には「HANAKO STAND」の看板。雑貨屋さん風のバッグや、手作りっぽいクッキーを売っていました。気になりました!
等々力駅から続く道をまっすぐ歩きます。
この道は用賀中町通りという名前なんです。
環状八号線を渡ります。交差点の名前は等々力不動尊。
交差点には、巨大な看板が立っています。絶対迷わない。
用賀中通りは、広い通りと合流して、目黒通りに。さらにまっすぐ進みます。
右側に等々力不動尊。等々力駅から、まっすぐ歩いて7分。アクセスがいいですね。
等々力不動尊 紅葉のみどころ
等々力不動尊の紅葉の見どころを、私が撮影した写真でご案内します。
私は、2024年11月28日に訪問しました。
等々力不動尊
等々力渓谷の看板を発見。こんな内容でした。
・等々力渓谷は、谷沢川が国分寺崖線に切れ込んで浸食したもの。大地と谷との標高差は約10メートル。
・玉川全円耕地整理組合が、昭和5年から13年にかけて谷沢川の道路を整備して小径を設けた。それまでは、渓谷内には人が入ることは稀だった。
等々力渓谷は、昭和になってから整備されたのですね。
山門をくぐると、まずは銀杏の黄色に目を奪われました。銀杏は今が見頃でした。
菊の花が美しい等々力不動尊です。平安時代末に開かれた霊場で等々力の「お不動様」として親しまれています。2月の節分祭、4月の花まつりなどが盛んにおこなわれます。
展望台から見下ろすと、紅葉もだいぶ色づいていました。展望台や、その下の散策路には、紅葉を楽しむ人が何人か。全く混雑はしていませんでした。
赤・緑・黄色が混じるこの時期の紅葉もいいですね。
こちらは、等々力不動尊の展望台からの2023年12月3日の紅葉です。この時は、真っ赤な紅葉を見ることができました。(※2023年撮影)
舞台の下からの景色もまたいい。ここでも銀杏が印象的。
不動の滝・利剣の橋・雪見茶屋
階段を不動の滝に向かっております。夕方近い時間だったためか、行灯も灯っていていい雰囲気です。左に見えているのが茶屋の雪月花です。
雪月花では、くず餅や、あんみつ、おしるこなどのメニューが出ていました。中の座席もゆったりして、紅葉を見ながらゆっくりできそうでした。ただし、この日のラストオーダーは15時半。わずかに時間を過ぎてしまったので、雪月花に入るのは次回のお楽しみになりました。
こちらは、不動の滝に降りる斜面で出会った石造。カエルの像・・だと思います。
右側に見えているのは、不動の滝。この滝の轟く音が「等々力」の地名の由来との言い伝えがあります。パンフレットを見ると、「古代から今日まで滝に打たれて行をする人がいる」と書いてあります。
手前の橋は利剣の橋。利剣の橋が渡っているのは、矢沢川。矢沢川は等々力渓谷を作っている川です。
矢沢川沿いの遊歩道には、通行止めの看板が出ていました。
日本庭園
利剣の橋を渡って、日本庭園に向かいます。
日本庭園に着きました。
庭園に入ったとたん階段が続きます。斜面に作られた庭園は、昭和48年に著名な造園家によって作庭されたもの。今も当時のままの姿が保たれているそうです。
庭園内の木々は色づいていましたが、ここまで来ると人影はまばらでした。
散策路の脇には、みかん畑があって意外。地域の等々力保存会によって、みかん狩り体験のイベントが行われているそうです。
階段を上がり切ったところには、書院建物がありました。こちらは、中で休憩することもでき、無料の給茶機もありました。
書院建物の横には、芝生広場。広々とした気持ちのいい空間でした。
再び階段を上がって、等々力不動尊を後にします。夕方になって、銀杏のの黄色が美しさを増していました。
等々力渓谷の立入禁止の状況と2022年の等々力渓谷写真
等々力渓谷の状況については、世田谷区のホームページに詳しく掲載されています。以下のようなことが書かれています。
・令和5年7月、園内で倒木が発生し、他の樹木の倒木の可能性があることから、公園や遊歩道を通行止めにした。
・樹木調査の結果、多くの危険な木があることがわかり、安全確保と樹林地を維持する作業を行っている。
・日本庭園と等々力不動尊には入ることができる。
。令和7年度中には禁止措置を解除できる見通し。
等々力渓谷を訪問する時には、世田谷区のホームページで最新状況を入手するとよさそうです。
2022年に私が撮影した等々力渓谷の写真をご紹介します。
復旧作業が無事完了することを願っています。
この看板のところから、渓谷に降りていきます。(※2022年撮影 現在は通行止め)
等々力渓谷の遊歩道です(※2022年撮影 現在は通行止め)
等々力不動尊 紅葉 混雑状況
私は、2024年11月28日(木)と、2023年12月3日(土)に等々力不動尊を訪れました。
どちらの日も、展望台で紅葉を楽しむ方は10人程度。全く混雑していませんでした。「等々力渓谷が倒木のために通行禁止」というニュースが大きく報道されている影響があるかもしれません。
今回ご紹介したように、等々力不動尊や周辺を歩くだけで、充分に紅葉を楽しむことができます。今シーズンの等々力不動尊は、紅葉の穴場スポットといえるかもしれません。
等々力不動尊 近隣スポット
等々力不動尊の近隣スポットとして、九品仏浄真寺をご紹介します。
九品仏浄真寺
等々力不動尊の近くに、紅葉の名所 九品仏浄真寺があります。一緒に訪ねるのがおすすめです。
九品仏浄真寺は、九品仏駅からすぐのところにありますが、等々力不動尊からも1kmほどの距離です。
私は、等々力不動尊から、九品仏浄真寺まで歩いてみました。
尾山台駅近くに、商店街尾山台ハッピーロードがあります。美味しいベーカリーや、有名な精肉店などもある商店街です。
尾山台駅や九品仏駅のまわりは、道路が碁盤目のように通っています。
世田谷区の玉川地区では、1926年に玉川全円耕地整理組合ができて区画整理をはじめました。将来、このあたりが住宅地になることを見通した村長のリーダーシップによるものだそうです。
今では、この地区は落ち着いた住宅街になっています。歩いていて気持ちのいい町並みです。
等々力不動尊 紅葉まとめ
この記事では、等々力不動尊の紅葉情報についてまとめました。
等々力渓谷は、2023年夏から、倒木の恐れがあるため立入禁止の区域が発生し、現在も復旧作業が続いています。しかし、等々力不動尊では、例年通り紅葉を楽しむことができます。
実際に歩いてみると、等々力不動尊の展望台から見る紅葉のすばらしさ、渓谷に降りて行った先の不動の滝や日本庭園など、思ったより広い範囲を歩くことができて、秋の景色を楽しむことができました。
等々力渓谷の通行止めの影響があるのか、混雑もしていませんでした。
近くには紅葉の名所 九品仏浄真寺もあるので、2か所を合わせて回るのもおすすめです。
等々力不動尊の紅葉、おすすめです。