旧古河庭園の秋バラ2回も行きました!2024年の見頃・アクセス・訪問記をご紹介

花を見る散歩

旧古河庭園に秋のバラは今が見頃です。今年、早くも2回秋バラを見に行った私が、秋バラ情報をお届けします。
この記事では、次のことを書いています。

①旧古河庭園の秋バラの開花情報(2024年、2023年)
➁旧古河庭園への電車でのアクセス
➁旧古河庭園の秋バラ訪問記(2024.10.5 2024.10.21)

バラ園については、他の記事も書いています。

●『生田緑地ばら苑で秋バラを見た!2024年開花情報・向ヶ丘遊園駅からのアクセスをご紹介』

生田緑地ばら苑で秋バラを見た!2024年開花情報・向ヶ丘遊園駅からのアクセスをご紹介 | 東京ひとりさんぽ 

春の古河庭園と田端について、こんな記事も書いています。

●『駒込・田端さんぽ!春バラ・田端文士村・田端銀座を歩いてご紹介』
 駒込・田端さんぽ!春バラ・田端文士村・田端銀座を歩いてご紹介 | 東京ひとりさんぽ 

この記事は、旧古河庭園に秋バラを見に行く方に、読んでいただきたい記事になっています。

旧古河庭園の秋バラ 2024年の開花状況

,旧古河庭園では、秋バラの見頃に合わせ、「秋のバラフェスティバル」を開催しています。2024年の開催時期は、令和6年10月5日(土)~11月8日(金)となっています。この時期が、例年の秋バラの開花時期ということですね。



旧古河庭園のエックス(旧ツイッター)では、開花状況を詳しく伝えています。
2024年度の投稿を見てみます。 見頃は10月中旬と予想されています。10月18日に見頃になりました!

2024.10.4
開花したバラは少な目ですが少しずつ咲き始めている。見頃は10月中旬の予想。

2024.10.11
65種類が開花。見頃入りは来週ですが、庭園散策にお出かけください。

2024.10.18
今朝、旧古河庭園の #バラ は81種類開花し、ついに見頃になりました‼

2024.10.25
この週末もバラの見頃で楽しめます

2024.11.1
今朝のバラは約100種類のうち80種類が開花し、見頃です

2024.11.8
バは見頃を少し過ぎましたが、12月上旬まで咲かせているのでまだまだ見られますよ.

2024.11.9
本日11/9(土)より「紅葉とバラ、和と洋の秋」が始まりました。バラもまだまだ咲いています

では、昨年2023年はどうだったのでしょうか?
昨年の投稿を見ると、咲き始めは遅く10月末~11月前半が最盛期。12月0日に伐採されるまで、長く咲いて、紅葉との競演も見られたそうです。

・2023.10.7
 咲き始め
・2023.10.16
 まだ少ない
。2023.10.28
 最盛期にはいる
・2023.11.8
 最盛期
・2023.11.18
 見頃
・2023.11.27
 まだ見頃
・2023.12前半
 まだ咲いている。12/10に来年に備えて伐採します。

2024年度はどうなるでしょう。最盛期の秋バラを見るなら、旧古河庭園のエックス(旧ツイッター)のチエックがおすすめです!

旧古河庭園への電車でのアクセス

古河庭園出口の看板には、こうあります。
田端駅からは、散歩的には楽しいですが、遠いです。
駒込駅からは、緩いアップダウンがあります。
西ヶ原駅からは、本郷通りをまっすぐで、平坦な道です。
上中里駅からは、短いですが、結構急な坂道があります。

駒込駅(800m) 12分
西ヶ原駅(550m)7分
上中里駅(500m)7分
田端駅(1.5km) 19分

私は、2024年に2回秋バラを見に行きました。

1回目は、行きは駒込駅から、帰りは西ヶ原駅まで歩きました。
駒込駅から旧古河庭園までは、本郷通りに沿って商店が多い道を歩きます。緩い登り坂です。
旧古河庭園から西ヶ原駅までは、本郷通り沿いの平坦な道を歩きます。

2回目は、行きは西ヶ原駅から、帰りは上中里まで歩きました。
旧古河庭園から、上中里駅までは、平塚神社の境内を通り、そこから階段を降り、坂を下りました。

ここからは、行き帰りも含めた、旧古河庭園の秋バラ体験記になります。

旧古河庭園 秋バラ体験記1回目(2024.10.5)

ここからは、秋バラを見に行った体験記になります。

「秋のバラフェスティバル」の初日の2024年10月5日は、肌寒い雨の土曜日。
「こんな日なら空いているかも」と出かけてみました。

行ってみたら、空いていました!
洋館の喫茶室でも、展示室でもゆっくりできました。

バラはほとんどが蕾でしたが、開いているものもいくつか。咲き始めの時期は、新鮮な花ばかりで、それもいいものでした。
大きな灯篭や石橋の日本庭園も楽しみました。

行きは駒込駅から、帰りは西ヶ原駅まで歩きました。行き帰りにも気になるものがたくさん。

駒込駅~旧古河庭園(2024.10.5)

駒込駅は、公園リッチな駅。左に行けば六義園、右に行けば古河庭園です。
古河庭園を目指して、本郷通りを進みます。

本郷通り自体も、緩い下り坂になっていますし、左右に伸びる道も坂道。
結構凹凸のあるところを歩いていきます。あとで出てきますが、染井墓地辺りから流れる谷田川とその支流が、凹凸を作っているようです。

本郷通りの左側は、飲食店が多い。
パスタ、カレー、中華。おいしそう。
左側に女子栄養大学があり、校舎がいくつもあるみたい。

霜降橋交差点の手前で、霜降橋商店街。名前といい雰囲気といい気になる。にぎわっていました。
昭和31年に発足した全長250メートルの商店街だそうです。

ちなみに霜降橋で交差するのは矢田川通り。矢田川が流れていた跡なのです。
『東京暗渠散歩』(本田創編集 2021年)を見ると、矢田川(下流は藍染川)は、めずらしいくらい賑やかな暗渠で、上流の「染井銀座商店街」、この「霜降橋商店街」「田端銀座商店街」、ぐっと下流の谷中の「よみせ通り」と続くそうです。

まだまだ本郷通りは続きます。ここからは、ゆるい登り坂になります。
左側に旧古河庭園が見えてきたところで、本郷通りは左に大きくカーブ。道なりにくと、旧古河庭園の正門になります。

旧古河庭園 秋のバラフェスティバル

「秋のバラフェスティバル」の看板が出ています。
入口で配布しているパンフレットを見ると、次のイベントが行われています。

●秋バラの音楽会
 10月20日(日) 12時/15時(各回30分)
●バラの香りツアー
 10月19日(土)、23日(水),26日(土) 8時 ※雨天中止 ※申し込み必要
●ROSE SHOP
 10時~16時30分 ※荒天中止
●庭園ガイド
 平日14時 土日祝日 11時/14時(各回60分)※雨天中止
・旧古河バラコレ・・スマホの中に自分だけのバラ図鑑をつくろう

こちらは、洋館外装修理工事のお知らせ。
洋館の外壁は、2024年7月から2025年3月まで工事中です。

園内は、ぽつぽつと人が入ってくる感じです。こんな日でも(雨で、バラは蕾で、洋館は工事中)、バラや洋館を愛でる仲間がいて、心強い!

草木染体験や、キッチンカーも出ています。キッチンカーのバラのアイスクリーム。前に食べたらおいしかったのですが、今日は寒いかな。

旧古河邸(2024.10.5)

旧古河邸 外観

バラを見る前に、まず向かったのは、旧古河邸。
こんな日なら、館内のカフェ(喫茶)も空いているのではと狙っていました。

外壁工事中ですが、入口付近は姿を見せてくれていました。
建物の色が美しい。外壁に新小松石を使った、イギリスコテージ風のデザインだそうです。

旧古河邸は、写真撮影禁止なので、文章だけでお伝えします。

喫茶(大食堂)

11時半ごろに到着して、まず向かったのが、大食堂に設けられた喫茶。

旧古河邸の受付で、空席があると聞いて、大喜び。
入館料と一緒に、喫茶の代金も払う仕組みになっています。
「限定のバラのケーキがありますよ。バラの紅茶も」と勧めてもらい、迷いなく注文しました。

入館料が400円で、ケーキセットが1400円でした。

旧古河邸には、靴を脱いでスリッパで入館します。

大食堂の2つの部屋が、喫茶室として開放されています。
大きな部屋に、かなり余裕を持って、テーブルが10台ちょっと。
ほとんどが4人がけで、窓際の2人がけの席が多分特等席。
この日は、3テーブルに先客がいました。

混んでいる時に一人で来たら、この4人がけの席は申し訳なく感じてしまうかも。
空いている日に来てよかった!

バラのケーキは、パウンドケーキで、バラの花びらが練り込まれているそうです。
喫茶室のメニューは、コーヒーより紅茶が上に書いてあり、明らかに紅茶を推している気配。

室内には、マントルピース。天井には、桃やいちじくなどの果物の装飾があります。オレンジのシェードの電灯は、アップダウンできるように設計されているらしい。
優雅な空間で、優雅なケーキと紅茶を美味しくいただきました。

外壁工事中なので、室内がやや暗かったのですが、普段なら庭園を見ながらのティータイムができるのでしょう。工事後に再訪したくなってしまいました。

旧古河邸 1階

ティータイムのあと、1階から展示を見ていきます。

最初に、展示を見ると、こんなことが書かれていました。

旧古河邸を建てたのは、古河財閥三代目当主の古河虎之助。最初は自邸として、のちには、迎賓館として利用されました。
旧古河邸と洋風庭園は、ジョサイア・コンドルが設計しました。旧古河邸の竣工は大正6年。レンガ造り2階建てで、外壁の新小松石はわずかに紫色。スコットランドの山荘風なデザインです。

1階は洋風建築、2階は和風建築となっており、「洋と和の調和」を目指した設計がされています。

応接室は、壁紙や装飾にも薔薇がたくさん使われていて、乙女な感じの空間です。
撞球室には、ビリヤード台の脚を置くための大理石の土台が残っています。床に負担をかけないよう、この土台の下には、地面から煉瓦が積んであるらしい。

旧古河邸 2階

階段を上がっていきます。和服やドレスで上がりやすいように、一段一段が低い、やさしい階段です。
2階の和室は、「ガイドツアーでのみ見学」の部屋が多かったです。

しかし、蔵を使った「旧古河邸 蔵展示室」にジョサイア・コンドルについて展示がされていて、いきなりジョサイア・コンドルへの親近感が増しました。

イギリス生まれのジョサイア・コンドルは、24歳の時に来日。工部省営繕局顧問・工部大学校(現在の東京大学工学部)の教授となりました。工部省営繕局顧問としては、鹿鳴館や旧東京帝室博物館を設計しました。工部大学校教授としては、東京駅を設計した辰野金吾や、赤坂離宮を設計した片山東熊などを育てました。親身で優しい先生だったと書かれていました。

24歳だったのかーとびっくり。

一度本国に帰国したあと、再び来日して、民間建築家として活躍しました。三井・三菱など財閥関係者や、旧藩主などの邸宅を多く手がけました。地震の多い日本の風土を研究して設計された設計は、防火や耐震に優れ、現在も残っているものが多いです。旧岩崎家邸宅。旧島津家本堤(清泉女子大学本館)などです。

ジョサイア・コンドルは、日本の文化に深い関心があったそうです。生け花や日本庭園に親しみ、海外に紹介する本も出しています。日本画では、河鍋暁斎に弟子入りして親しく交流しました。お互いを描いた絵が興味深い。

旧古河邸と洋風庭園は、ジョサイア・コンドル晩年の設計になります。日本文化を理解した方ならではの、和と洋が調和した設計だったのでしょう。
薔薇は、ジョサイア・コンドルの祖国イングランドの国花で、自身も大変愛した花だったそうです。庭園にはバラが、邸内には多くのバラモチーフが使われています。

実は、前に春バラを見に来た時は、旧古河邸が混雑していたので、中に入りませんでした。しかし、展示を見ていると、いろいろ背景がよくわかりました。見てよかった展示でした。

旧古河庭園の秋バラ(2024.10.5)

2024年10月5日の庭園です。まだまだ咲いていないのがわかります。
しかし、近づいてみると。

咲いている花もありました。

「ラ・フランス」です。雨に濡れても美しい色。ジャン・パプデスト・ギョー(フランスの育種家)作出。香もすばらしい。

こちらは「つるレディヒリンドン」です。赤味を帯びた枝と、アプリコットイエローの花の調和を楽しむ花だそうです。

洋館をバックに咲いているのは「ミスター・リンカーン」
アメリカ合衆国大統領の名を有する黒バラの名花、とありました。凛としています。



背後の洋館ですが、工事中の足場の覆いとして、洋館を実物大にプリントしたものを使っているそうです。すごいアイデアで、遠くから撮影する分には、いつもとほぼ同じ写真が撮れています。ありがたい。

旧古河庭園 日本庭園(2024年秋)

旧古河邸の庭園は、斜面になっています。谷田川がつくった斜面に作られた庭園です。
一番高い所に洋館、斜面に洋風庭園、低地に日本庭園が配されています。
洋風庭園から階段を降りていくと、風景が一変。一気に和の世界に。

この土地は陸奥宗光の邸宅だったものを、宗光の次男・潤吉が古河家の養子(二代目当主)になった際に、古河家の所有になりました。

心字池と、石橋と灯篭。石橋に使っている一枚の石は、どこから持ってきたのでしょう?灯篭の存在感もすごい。

この庭園を設計したのは、高名な庭師、小川治兵衛(1860~1933年)です。「近代日本庭園の先駆者」「水と石の魔術師」と称される方です。
心字池は、「心」の草書体を形どって作られています。この庭園は、池泉回遊式庭園という形式を取っています。前に見えるのは、雪見型灯篭

雪見型灯篭に近づいてみました。

看板にはこんなことが。

水辺によく据えられ、その姿が水面に浮いて見える「浮見」と点灯時に灯が浮いてみえる「浮灯」が「雪見」に変化したとする見方がある。

雪見灯篭は、灯篭の種類の名前なんですね。

十五層塔や、泰平型灯篭など、いくつも灯篭がありました。灯篭の博物館!

茶室が見えました。ここで、お茶の体験ができるみたい。

「崩石積」の看板。この積み方が美しいのですね。難しい。

崩石積(くずれいしづみ)
・京都で発生した伝統的な石を垂直に積む工法
・石と石がかみ合って、くずれそうでくずれない姿が美しいとされる。当庭園においても、七代目小川治兵衛の力作となっている。

ただでさえ人が少ない雨の日本庭園の、もっと人がいない階段を上がっていくと、素敵な建物が。
旧古河邸の小さいやつ?壁の石は、同じもののよう。
看板がないので不思議に思いながら眺めました。

あとで調べると、「東京都公園協会」のHPに「非公開の書庫」として、下のように紹介されていました。

・明治43年、古河邸が築地にあった時に建てられ、西ヶ原本邸を構える際に移築された。
・耐震性の観点から通常公開は不可能だが、職員のガイド等で年に数回公開。
・孔雀のステンドグラス等がある。
・設計者は葛西萬司。父親が鉱山の専門家で古河財閥と深い関係があった。また、辰野金吾の教え子でもある。(辰野金吾は、ジョサイア・コンドルの弟子)

書庫は、ひっそりと建っていて、秘密の良い物を見つけた気分でした。
日本庭園には、水が流れている「大滝(おおたき)」と、水を使わないで山水の景観を表現する「枯滝(かれたき)」がありますが、これは見逃しました。

駒込駅(800m)まで12分、西ヶ原駅(550m)と上中里駅(500m)まで7分、田端駅(1.5km)まで19分とあります。なんて便利。

「歩きたくなる文化ロードマップ」も魅力的。周囲は公園だらけ。
帰りは、西ヶ原駅まで歩くことに。

旧古河庭園~西ヶ原駅(2024年秋)

本郷通りをまっすぐ進みます。

このお店、ココフルカフェはケーキとサンドイッチで人気の店のよう。にぎわっていました。二階で食べることができるみたい。

本郷通理の向かい側に平塚神社

隣に和菓子のお店。平塚亭つるおかというお店で、みたらし団子とどら焼きを売っているらしい。

平塚神社の隣は、北区防災センターと滝野川公園で、区民まつりのようでした。雨であいにくだけれど、にぎわっていそうでした。

西ヶ原駅まで来たところで、本郷通理の向こう側には、国立印刷局東京工場。ここも、一般公開日みたいで、人が入っていました。

国立印刷局は、紙幣・切手・旅券・郵便貯金通帳などの、国の印刷物を印刷しているところだそう。ウィキペディアを見ると、「明治5年 初代紙幣頭(に渋沢栄一が就任」とありました。
西ヶ原駅から、渋沢資料館までは、200mです。

本郷通りのこちらには、榎本ハンバーグ研究所。土曜日のお昼すぎ、ほぼ満席のようでした。研究所っていう店名、惹かれます。

無事、西ケ原駅に到着。
しかし、南北線のホームで路線情報を調べたら、「次の目的地に行くのには、駒込駅まで南北線で行って、山手線に乗り換え」が必要なことがわかりました。ここまでにいろいろ見られたのでいいとします。

旧古河庭園 秋バラ体験記2回目(2024.10.21)

旧古河庭園のエックス(旧ツイッター)で、バラが見頃になったというので、今秋2回目の訪問。
西ケ原駅から出発し、バラと1回目の訪問で見なかった場所を見て、上中里駅から帰りました。

西ヶ原駅~旧古河庭園(2024.10.21)

今日は最高気温20℃で、晴れたり曇ったり。バラを見るには、いい日になりそう。
西ヶ原から古河庭園までの本郷通りには、古い店も多いのです。「泡でかかるボリュームパーマ セフロンアート」の文字が。

旧古河庭園の秋バラ(2024.10.21)

旧古河庭園に着きました。
旧古河邸は外壁の修理中ですが、覆いがはずれている所もありました。美しい!


バラ園は、平日の午後ですが、ちょうどいいくらいににぎわっていました。バラも見頃にはいったばかりで、きれいに咲いていました。

上の白いバラは、ロイヤル・プリンセス。愛子内親王に捧げられたバラで、柔らかな質感のクリームホワイトの花弁がアンティークな雰囲気のバラです。

こちらは、ピンク・ピース。優雅なローズピンクの花は、香りのバラとして人気だそう。このバラ長谷が高いので、背伸びして撮影。

こちらは、カーディナル。バラの赤色の基準となっているバラだそうです。たしかに、バラの赤だなあ、と思いますね。

こちらはメリナ。明るく気品のある赤はわずかにローズピンクを含む花だそうです。

とても好きだなと思ったのが「ヨハネ・パウロ2世」
ヨハネ・パウロ2世の偉業を称え、バチカン法王庁がバチカン庭園に植樹するために選ばれたバラだそうです。

こちらは「朝雲」。日本の「京成園芸」のバラ。京成園芸のバラがいくつかありましたかが、ほのかに日本っぽくて好きでした。

旧古河庭園  日本庭園(2024.10.21)

日本庭園の横の目立たないところに、何枚かの看板が。庭の説明が詳しくて、見入ってしまいました。
「日本庭園と洋風庭園の間は、黒ボク石という江戸庭園の伝統的な石を、イギリスのロックガーデンのように積み上げて、洋風の庭園と和の庭を意図的に接続した」とありました。
溶岩のような石が積まれた不思議な場所だな、と見ていたものに、そんな意図があったとは。

もっと目立つところにあったらいいのに、というくわしくわかりやすい説明文でした。

心字池の雪見灯篭からの景色は、晴れの日はなおさらいい。
脚立で松の手入れをする方たちの姿が見えます。

前回の訪問で見逃した「枯滝(かれたき)」。雪見灯籠の真後ろにありました。
新・美の巨人たちの旧古河庭園特集で、小川治兵衛は「枯滝を見ながら、大滝の水の音を聞く」ように設計したと言っていたので、大滝を探すと、池の反対側にあって、水音も聞えました。

大滝です。全然迫力のある写真が撮れていませんが・・

最後にバラのジェラートを食べました。晴れてきて、ベンチでのおやつタイムは最高!

旧古河庭園~上中里駅(2024.10.21)

帰りは、上中里駅から帰りました。

本郷通りから、平塚神社の参道に入ります。

参道は、長く続きます。

平塚神社から階段をおります。下の写真は階段を下りたところにある坂道。下中里駅方面から、旧古河邸方面を見たところです。行きにこのルートを通ると、結構な坂道を上ることになります。

帰り道に使う方がおすすめかもしれません。

下中里駅はこじんまりとした駅舎でした。このあたりには、新幹線が見えるスポットもあるみたいです。

まとめ

「秋のバラフェスティバル」の初日の雨の2024年10月5日。
旧古河庭園に秋のバラを見に行きました。

旧古河庭園のエックス(旧ツイッター)の投稿どおり、薔薇はまだ咲き始めでした。
いていたので、洋館の喫茶室や、展示を満喫しました。
日本庭園も素敵でした。

イギリスからきた建築家 ジョサイア・コンドルと、京都の庭師 小川治兵衛の世界が隣合っているのが、不思議で楽しい場所でした。

行きは駒込駅から、帰りは西ヶ原駅まで歩きました。行き帰りも見どころが多い、散歩におすすめのスポットです。

晴れた日の満開のバラもいいけれど、雨の日には雨の日のよさがあった旧古河庭園でした。

バラが見頃になった2024年10月21日。旧古河庭園を再度訪問しました。
バラは美しく咲いていて、青空の下、花を満喫しました。

行きは西ヶ原駅、帰りは上中里駅から帰りました。
上中里駅までの道は、平塚神社をお参りできて素晴らしい。しかし、坂道や階段があります。上中里駅→旧古河庭園は上り、旧古河庭園→上中里駅は下りです。

旧古河庭園、バラも庭園も建物もおすすめです。旧古河庭園のエックス(旧ツイッター)で、開花情報を確認して出かけましょう!

バラ園については、こんな記事も書いています。

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