小田急線・梅ヶ丘駅近くの「羽根木公園」。 小高い丘の斜面に、紅梅270本、白梅380本が植えられている梅の名所です。駅から近くて気軽に訪れることができる公園は、梅の本数でも都内屈指。開花の最盛期には「せたがや梅まつり」も開催されます。園内の雰囲気が素晴らしいので、私はほぼ毎年訪問しています。
この記事では、羽根木公園の梅について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・せたがや梅まつり
・混雑状況
などについてまとめました。
羽根木公園の梅 見頃時期
羽根木公園の梅の見頃は、例年2月上旬から3月初旬です。
「せたがや梅まつり」公式ホームページでは、週に1回程度「梅の開花本数」を公表しています。2024年はこのような感じでした。
2024年「せたがや梅まつり」公式ホームページ投稿
※約650本の梅の木のうち、開花した梅の数を発表。木の中で花が一輪開いたときを開花として集計。
・1/11 94本
・1/18 142本
・1/25 245本
・1/31 410本
・2/8 524本
・2/10 せたがや梅まつり開幕
・2/15 568本
・2/21 605本
・2/29 612本
・3/4 せたがや梅まつり閉幕
1月中旬には早咲きの梅が咲き始め、2月8日には、かなりの梅が開花しているようです。「すでに開花した本数」を発表しているので、期間後半になると見頃を過ぎた木も含まれているかと思います。
公式ホームページでの発表は、とても参考になりますね。お出かけ前にチエックしたい情報です。
記事の後半でも書きますが、羽根木公園梅園には、さまざまな種類の梅があります。梅は、種類によって開花時期が異なり、順番に開花していくので、長い期間花を楽しむことができます。
私は、ここ数年2月10日前後に羽根木公園を訪問しています。この時期は、早咲きの梅もまだきれいに咲いており、遅咲きの梅もだいぶ開花しています。
羽根木公園へのアクセス
下の2つが、主なアクセス方法になります。
・小田急線「梅ヶ丘駅」から徒歩5分
・京王井の頭線「東松原駅」から徒歩7分
梅ヶ丘駅からのアクセス
小田急線「梅ヶ丘駅」からは、まっすぐな道を5分歩くとで羽根木公園に到着します。
小田急線「梅ヶ丘駅」北口を出ます。
駅前のロータリーを抜けて、まっすぐ北に歩きます。
すぐに「赤堤通り」に突き当たりますが、直進します。
羽根木公園の入口が見えてきます。梅林に近い入口です。
駅からまっすぐ歩いて、5分で羽根木公園に着きます。とても簡単です!
東松原駅からのアクセス
京王井の頭線「東松原駅」からは、住宅街を通って徒歩7分で羽根木公園に到着します。
道は、静かで歩きやすいです。
羽根木公園の中を100mほど歩くと、梅林のエリアに到着します。
井の頭線が便利な方には、おすすめのルートです。
羽根木公園 梅のみどころ
ここからは、私が撮った写真でご案内します。毎年2月10日前後に羽根木公園に行っていて、その際に撮影しました。
梅ヶ丘駅から羽根木公園に到着すると、いきなり階段が。階段の両側には梅がたくさんで、いきなり梅林の中に入ることができます。
階段沿いだけでなく、斜面に階段や遊歩道が何本か通っていて、そこをたどっていくと様々な種類の梅を見ることができます。
斜面の途中から眺めるとこんな景色です。
「緋の司」という名前の紅梅、美しい色です。
斜面に植えられている白い梅。まだまだこれから咲きそうな様子です。梅の木の保護のため、遊歩道からの鑑賞になります。遊歩道にはベンチもあって、座って鑑賞することもできますよ。
しだれ梅はとても人気で、たくさんの人が集まっていました!
羽根木公園の概要・歴史
羽根木公園の歴史は、下のようになっています。
(参考:「せたがや梅まつり」公式ホームページ)
・羽根木公園は、六郎次という鍛冶屋が住んでいたことから「六郎次山」と呼ばれていた。
・大正時代末期:敷地の一部が根津財閥所有だったので「根津山」とも呼ばれた。
・昭和31年:東京都が公園を開設し、羽根木公園と名づけられた。
・昭和40年:世田谷区に移管された。
「羽根木」の名前は、この地が「東京府荏原郡世田谷村大字世田谷字羽根木」の飛び地であったことから名づけられました。「世田谷区羽根木」は、代田橋駅近くにある町です。
「梅ヶ丘」の名前にも不思議な由来があります。
「梅ヶ丘」はそもそも小田急線の駅名でした。羽根木公園に梅が植えられたのは昭和42年から。「梅林があるから梅ヶ丘駅」ではないんですね。
羽根木公園の梅の歴史
羽根木公園の梅にも歴史があります。
(参考:「せたがや梅まつり」公式ホームページ)
・1967年:世田谷区議会議員に当選した55名の方が、55本の梅を記念植樹。
・1971年:東京都100周年記念植樹。
・1972年:世田谷区制40周年記念植樹。
・1978年:「せたがや梅まつり」開催はじまる。
その後、世田谷区の友好姉妹都市、大宰府や、個人・団体の方からの植樹、節目の年の記念植樹などを行う。
現在は紅梅270本、白梅380本の650本
「せたがや梅まつり」公式ホームページには、上に挙げた記念の梅や、特徴ある梅の位置がわかる園内マップも掲載!とてもわかりやすいです。
2025年は、この地図を見ながら回ってみるのもいいと思います!
羽根木公園 せたがや梅まつり
現在(2024.12.23)のところ、日程のみの発表となっています。
2025年2月8日(土)~3月2日(日)までとなっています。
昨年は、次のような内容で開催されました。土日祝日を中心に出店する店が多いようです。
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・実行委員会売店
・模擬店(梅ジャム・梅干し・梅ようかん・梅大福・ウメハンドブックなど)
・植木・園芸市(一部平日)
・ワークショップ
・茶席
・筝曲演奏
私としては、梅をつかった和菓子が気になります!梅ハンドブックもいいな。2025年の詳細がわかったら加筆予定です。
羽根木公園の梅 混雑と対策
羽根木公園は、梅の季節はにぎやかですが、平日・週末ともに、梅を見るのが大変なほどの混雑にはなりません。
「せたがや梅まつり」開催時期は、週末を中心に、売店や模擬店の出店、イベントなどが行われます。飲食関係の模擬店などは、混雑する時間があります。
また、「しだれ梅」など人気のある木の周辺などは、写真撮影などの方が多く、やや混雑します。
「せたがや梅まつり」のにぎやかな雰囲気を楽しみたい場合は「せたがや梅まつり」開催中の週末、梅の花を静かに楽しみたい場合は平日の訪問がおすすめです。
梅の花は、1月中旬から咲き始め、3月初旬まで順々に咲いていきます。花を楽しめる時期も長いので、天気のよい日を選んで出かけてみてはいかがでしょうか?
羽根木公園の梅 まとめ
世田谷・羽根木公園の2025年の梅情報についてまとめてみました。
小田急線・梅ヶ丘駅近くの「羽根木公園」は、 小高い丘の斜面に、紅梅270本、白梅380本が植えられている梅の名所。
駅から近くて気軽に訪れることができる公園は、梅の本数でも都内屈指です。開花の最盛期には「せたがや梅まつり」も開催されます。園内の雰囲気が素晴らしく、そんなに混みません。
羽根木公園の梅、おすすめですよ!