二ヶ領用水 宿河原の桜2025見に行った!アクセス・見どころをご紹介

町さんぽ

二ヶ領用水の桜を見に行きました。
南武線の登戸駅・宿河原・久地駅近くの2キロにわたって桜並木が続きます。水辺に沿って気持ちよく歩ける遊歩道があります。用水や橋、南武線の鉄橋など桜と一緒に写したくなるものもたくさんで、写真を撮りすぎてしまいます。

私は、2025年4月4日に訪問しました。満開の桜から花びらが散り始めた中を散歩しました。

この記事では、二ヶ領用水の桜について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・近隣情報
などについてまとめました。

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二ヶ領用水の桜(ソメイヨシノ)見頃時期・開花情報

東京の桜(ソメイヨシノ)見頃時期・開花情報

桜の開花予想は、気象データや、過去の統計、つぼみの状態調査によって行われます。
桜の開花には、冬から春についての気温が影響します。花芽の休眠を打破するには、冬の低温と春先の気温上昇が必要だそうです。

桜の開花予測は難しく、前後することもあります。雨の降りやすい時期でもあり、お花見の予定を立てるのは、毎年どきどきします。

気象情報を提供する複数の会社の東京のソメイヨシノの開花予測によると、開花は3月24日~26日。満開は1週間後の3月31日~4月2日と予想されていました。

実際には、3月24日に開花宣言、3月28日ごろ場所によって満開になりましたが、天気の悪い日が続きました。天気が回復した4月4日~4月8日からは見頃が続き、長い期間美しい花を咲かせました。

私は、4月4日午前中に二ヶ領用水に行きました。ソメイヨシは満開で、花びらが散り始めたところでした。

二ヶ領用水・宿河原の桜並木へのアクセス

二ヶ領用水・宿河原の桜並木へのアクセス方法は次のようになります。

①宿河原駅 (JR南武線)100m  徒歩2分ほど
➁登戸駅(JR南武線)600m  徒歩8分ほど
③久地駅(JR南武線)200m  徒歩3分ほど

宿河原からのアクセス

私が撮った写真で、宿河原駅から二ヶ領用水までのルートをご紹介します

宿河原駅に着きました。駅のホームに椿って珍しい。

「結構混んでいる」の口コミに警戒していましたが、平日午前10時の宿河原は普段通りで安心しました。花見に行くらしい方たちが何人かいました。

駅前は小さな商店街ですが、カフェが2軒あります。隣はカレーの店です。

商店街の先に橋が見えたと思ったら、もうここが二ヶ領用水・宿河原の桜並木です。

着きました!駅からまっすぐ100m。もっとも楽なルートです。

二ヶ領用水・宿河原の桜並木の見どころ 

宿河原⇒久地、宿河原⇒登戸の両方を歩いてみました。私が撮った写真でご案内します

宿河原⇒久地

ここから久地駅の方へ歩いて行きます。提灯がついているので夜桜も見られるようですね。

桜の木はそんなに背が高くなく、目の高さに桜の花があります。丁度満開です。ひらひらと花びらが舞っているので、本当に今がピークではないでしょうか。

用水沿いの道は住宅街なので、車も少なくて歩きやすいです。

橋の上から見下ろします。しだれ桜も咲いていました。

用水のすぐそばには遊歩道があります。こちらも歩きやすく整備されています。飛び石があるので渡ってみましたが、心臓に悪かったです。

上の道と、橋の上と、あちらこちらから桜が眺められて幸せです。
「混んでいる」という情報もありますが、平日朝はちょうどよいくらいの混み方でした。

桜めぐりのポスターがありました。今日歩いた場所の他に、向ヶ丘遊園駅と中野島駅の間にも桜並木があるそうです。「レジャーシートを敷いての花見や、飲酒・飲食はご遠慮ください」とありました。

ちょっとした広場に出ました。「八幡下圦樋」の看板があります。右の方には、二ヶ領用水の説明と地図があります。
二ヶ領用水については、川崎市のHPに「二ヶ領用水の歴史について」というPDFがリンクされていて、こんな風な説明がありました。

二ヶ領用水についての看板の横には、興味深い古地図がありました。あとから調べると、この地図は「玉川絵図」というもののようでした。

2011年のタウンニュース 多摩区版に「”玉川絵図」が記念看板に”という記事がありました。この図は。宿河原の元木さんという旧家から発見されたのだそう。多摩川が宿河原駅より南を流れていたこと、この看板があるあたりに二ヶ領用水取水口があったこと、宿河原八幡もこのあたりにあったことなどがわかるそうです。

明治43年の「八幡下圦樋」もこんなところに。右にある説明板を読みました。

八幡下圦樋は、洪水時に、宿河原取水口から余った水を堰の長池に通すための堰。近年、この堰が逆に水害を引き起こすことがわかり撤去された。(昭和63年)

ここで別の水路が立体交差しています。このあたり、二ヶ領用水の重要ポイントですね。

しばらく歩くと「川崎市緑化センター」がありました。モモの花が栽培されていて、桜とは異なるピンク色がきれいでした。このセンターには温室などもあります。

まだまだ歩いていきます。宿河原周辺より木が大きいですね。

宿之島橋付近は、神社や庚申塔が多いエリアでした。

宿之島神社です。

これは「新明国上教会」。以前には大変にぎわったらしい。

東名高速道路をくぐるところに、宿河原と徒然草の関係について書かれた碑がありました。そこには、こんなことが書かれていました。

・『徒然草』の第百十五段は、「宿河原といふ所にて…」という書き出しではじまる。
・「宿河原」の地名であるが、一説では川崎市多摩区宿河原とされる。
・「宿」は河川の渡河地点など交通の要衝地で、市が開かれ人々が集住するなど都市的な景観を呈していた。

まさかの徒然草との関係が書かれていました。桜並木はここで終わりです。
東名高速道路をくぐって、久地駅へ。

南武線の線路に沿って歩きます。

二ヶ領用水が太くなっている!中野島に取水口がある用水とここで合流していました。

久地駅に着きました。プランターで花いっぱいの駅でした。

宿河原⇒登戸

どうしても見たい景色があって、宿河原から登戸方面も歩いてみました。登戸方面に向かっても、同じような遊歩道が続いています。

バス通りを渡ったところにある「パティスリーアノー」。狛江や向ヶ丘遊園にも店舗を持つお店では、桜にちなんだスイーツを売っていました。

こちら側にも、背の高い桜並木が続いています。欄干のない橋の上が撮影スポットになっていましたが、こわくて近づけませんでした。

来たかったのはここです。南武線が低い鉄橋の上を通る場所。大人ならしゃがまないと通れません。

踏切りの音が聞こえて南武線が近づいてきます。ドキドキ。鉄道マニアの気分です。
もう少し桜を濃密に入れたかったですね。

この用水は多摩川から水を取り入れています。ほどなく多摩川土手に到着。横断歩道がないので遠回りして道を渡ります。

せせらぎ館では用水のマップを100円で購入できます。ここをスタート地点にしてもいいかもしれません。

多摩川の土手にも桜が咲いていました。せせらぎ館付近は特にきれいです。

多摩川の景色も必見です。多摩川沿いを歩いて、登戸駅近くまで行くことができます。

二ヶ領用水 宿河原の桜並木 まとめ

二ヶ領用水の桜を見に行きました。
南武線の登戸駅・宿河原・久地駅近くの2キロにわたって桜並木が続きます。水辺に沿って気持ちよく歩ける遊歩道があります。用水や橋、南武線の鉄橋など桜と一緒に写したくなるものもたくさんで、写真を撮りすぎてしまいます。

実際に歩いてみると、用水の歴史がわかるスポットや、多摩川の開放的な眺めにも目を奪われました。健脚の方は、登戸↔久地間を通して歩くことをおすすめします。

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