向島百花園に萩のトンネルを見に行きました。
昨年は行こうと思ったら見頃を過ぎていて断念。やっと最盛期の萩のトンネルをくぐることができました。
紫の小さな花のトンネルは天国っぽい。くぐる人がみんな笑顔になっていました。向島百花園は、たくさんの植物が丁寧に植えられているので、園内すべてが楽しい。秋が来たことを実感できる散歩でした。
行きは東向島駅から歩き、帰りが曳舟駅まで歩きました。ランチとスイーツも楽しみました。
向島百花園に行きたい方、萩のトンネルを見たい方に読んでいただきたい記事です。
向島百花園 2024年 萩の開花状況
向島百花園の名物「萩のトンネル」は、全長30メートルの萩に囲まれるトンネルです。「ミヤギノハギ」と「シロバナハギ」が咲きます。
向島百花園では、萩の見頃に合わせ、『萩まつり』を開催しており、令和6年の開催時期は、令和6年9月14日(土)~10月1日(火)となっています。
9月後半が萩の花の開花時期ということですね。
令和6年の萩の開花について、向島百花園のエックス(旧ツイッター)投稿を見ていきます。
- 10/1 萩のトンネルも見頃最盛期を迎えています
- 9/28 萩のトンネルは見頃
- 9/25 やっと見頃の始まりです
- 9/23 萩のトンネルはだいぶ花数が増えました
- 9/21 萩のトンネルはだいぶ花数が増えてきました
- 9/17 トンネル内でボワッと咲いている場所があったので撮影しました。全体にはまだまだ蕾が多いです。
- 9/15 園内のハギは見頃になっている種類もありますが、萩のトンネルはまだ咲き始めです
2024年の萩の見頃は例年より遅かったようです。
例年の見頃に合わせて開催される『萩まつり』がスタートした9月15日はまだ蕾が多く、9/25に見頃になったようです。。
私は、向島百花園のエックスをずっとチエックしていて、見頃の9月30日に訪問、盛りの萩のトンネルを見ることができました。
向島百花園のエックスの萩についての発信は、10/1で終わっています。訪れた人の投稿を見ると。10月6日には、見頃が過ぎたようです。
向島百花園は、頻繁に花の様子をエックスに投稿しています。気候が不安定なこのごろなので、最新の投稿を見てから出かけるのがよさそうです。投稿は、植物愛にあふれていて、萩以外の植物のことも知ることができておすすめです!
向島百花園 萩まつりの概要
令和6年 向島百花園の萩まつりについてまとめてみます。私は、月見の会開催期間中の「夜の向島百花園」に興味があって、来年は行ってみようかと思っています。
1.日 時 令和6年9月14日(土)~10月1日(火)
9時~17時(最終入園16時30分)
※9月16日(月・祝)~18日(水)は月見の会開催期間中のため、9時~21時
2.内 容
⑴萩を詠む
日 時 :期間中毎日 終日 ※雨天中止
内 容 :参加者が、「萩」を題材に俳句・和歌を俳句帳に書く
参加費 :無料
⑵茶会
日 時 :9月21日(土)、9月22日(日)
10時~15時 各回30分程度
参加費 :1席 1,000円
定 員 :各回10名・当日受付
⑶新内流し
日 時 :9月22日(日)
11時30分・14時30分(各回30分程度)※雨天中止
参加費 :無料
定 員 :当日自由参加
ここからは、私が向島百花園を訪ねた時の体験を記事にしています。
東向島駅から向島百花園まで
東武スカイツリーラインの東向島駅で降りました。かっこの中には「旧玉ノ井」とあります。
東向島駅は、もともと「白鬚駅」として1902年に開業し、1908年に一旦廃止されました。その後、1924年に「玉ノ井駅」として再開業しました。玉ノ井は、東京の中でも有数の歓楽街でした。
1987年に駅名が「東向島駅」に改称されましたが、「旧玉ノ井」の名前がこうして残っています。
向島百花園は、東向島駅から徒歩6分です。
東武スカイツリーラインに沿って歩きます。実は最短ルートではなく、東武博物館の前を通って行こうとしています。写真の右後ろに謎めいたものが映っています。近づくと・・
ナスのプランターと、いばったナス。
多分この地域の名産「寺島ナス」の人形かと思うのですが・・・
もう少し行くと東武博物館がありました。
特急「けごん」が飾られていました。昭和35年かた浅草~東武日光・鬼怒川方面に走っていた20系デラックスロマンスカーだそうです。ジュークボックス付きのサロン室も備えていたらしい。乗ったことがあったようなないような。
向島百花園に向かう道で、突然煉瓦の壁が。
広い駐車場が煉瓦の壁で囲われているみたい。工場の跡?
あとで、向島百花園の茶店で、このあたりには工場も多く、煉瓦の産地でもあったため、こういう煉瓦が残っているのだと教えてもらいました。
駐車場の端には、稲荷社がありました。
その隣には、喫茶店が。名前は珈琲亭浮浪雲(はぐれぐも)。気になります!
柳の木が美しい寿司店。最近にない元気な緑の柳でした。
向島百花園に続く道です。落ち着いた住宅街になっています。右前方の緑が、向島百花園です。
向島百花園 朝顔やひょうたん
向島百花園に着きました。一気にしっとりした雰囲気に包まれます。
向島百花園は、江戸時代の文化・文政期に、骨董商の佐原鞠鵜が、交友のあった文人・墨客の協力を得て、建てたものです。
園内のあちらこちらに、灯篭があります。月見の時期の夜間開館では、ここに明かりがついたのでしょう。
変化朝顔は、さすがにもう終盤でした。東京都立農業高校園芸部が作った朝顔なのですね。8月中旬から9月中旬が盛りみたい。
棚にぶらさがっているのは、ヘビウリ。ひょろひょろしていて好きです。
珍しい植物ばかりが鉢に植わっているエリア。オレンジ色の実は、福禄寿瓜。手前の豆のお化けみたいなのは「ナタマメ」
近くにいた方が、連作障害を防ぐために鉢に植えていることとか、ナタマメは高級な福神漬けに使われていることを教えてくれました。
これは多分ヘビウリです。大きいのは落ちないようにネットがかけられています。後ろには小さなセンナリビョウタンも。ヒョウタンやウリが楽しすぎて、なかなか前に進めません。
ヒョウタンやウリは、8月後半から見ることができるようです。
向島百花園 萩のトンネル
萩のトンネルのすぐ近くに、秋の七草のコーナーがありました。キキョウも素敵。黄色いオミナエシも。向島百花園は、すべての植物に、こんな木の看板がついています。
ついに萩のトンネルにやってきました。萩の花は小さくて、きれいに写真撮るのが難しい。私にしては上出来の一枚です。ピンクの萩がまっさかりです。
白い萩が咲いていたトンネルの真ん中あたり。
萩のトンネルは、どちらの方向からも通れるので、常に何人かが通っている状態でした。時間を見計らえば、人の入らない写真も撮れるかな、という混雑具合でした。
高齢者施設から車椅子で来ている方たちや、2~3人で来ている人、一人で来ている人、いろいろでしたが、通る人はみんな満足そうでした。まるで天国のような景色。
いい時期の萩のトンネルを見ることができて、私は大満足でした。
トンネルは竹で編まれているのですが、きれいに作られていて、じっと見てしまいました。
オミナエシと萩の競演。
きょうげん塚がありました。
向島百花園の園内には29もの句碑や石柱が立っています。
池とスカイツリー。この庭園を作った人たちは想像もしなかったでしょうが、今ではいい感じで景色の一部になっています。
向島百花園 茶亭さはら
向島百花園の中にある茶店です。小さな店内にいろいろなものがあるお店。
私の好物の墨田区のパンフレットを売っていたり、氷や甘酒なども販売、店内で楽しむことができます。
ランチの前ですが、1個100円の梅干しをいただきました。
梅の味が際立つ、とても印象的な味。おいしい。
お客さんがいなくなった隙に、お店の方に、行きに見た煉瓦塀について質問しました。
このあたりは工場が多く、煉瓦工場もあったということを、教えていただきました。
いろいろな顔を持つ町なのですね。
向島百花園 レストラン鳩家でランチ
帰りは、東武線の曳舟駅に向かって歩きます。
向島百花園からは。徒歩10分ほどです。
私は色々食べながら、ゆっくり帰りました。
明治通りを歩いて、水戸街道に突き当たったら右に進むと、レストラン鳩家が見えてきます。
大正時代からのお店でランチ!ハトヤランチを注文しました。
海老フライって、私の生活の中にはないので、新鮮。
最初にいただきました。
ハンバーグはソースも含め、なつかしい優しい味。
数席の店内は満席。このお店が好きな方で埋まっている印象でした。
向島百花園 スイーツ
曳舟駅近くの、いちや。何人もの人が入っているのを見て、ついつい私も。かき氷とどら焼きと大福のお店らしい。ランチのすぐあとなので、シャインマスカットの大福をたまらず購入。
白あんとシャインマスカットが合う!
2013年に出来た人気店のようです。
曳舟駅近くのベンチで大福をいただきました。近くには立派な柳の木。
風流な街向島は、柳の町なのかも。
向島百花園は、いつ行っても、多様な植物と美しい庭園、スカイツリーのある景色、お茶屋さんを楽しめる場所です。でも、萩のトンネルを見ることができた今回は、やっぱり最高。行き帰りの散歩も楽しい街でした。
向島百花園へのお散歩、とてもおすすめです!
私は、このエリアについてこの記事も書いています。ぜひごらんください。