駒込・田端さんぽ!春バラ・田端文士村・田端銀座を歩いてご紹介

町散歩

駒込と田端を散歩しました。
古河庭園に春バラを見に行ったあと、田端文士村を目指して歩きました。
帰りには、田端銀座商店街を通って、再び駒込駅へ。

文化の香りあふれる素敵な街の散歩について書きました。
これから、駒込や田端を散歩する方に読んでいただきたい記事です。


2024年5月14日、古河庭園で春バラが満開だと聞いて、出かけました。

駒込駅~古河庭園

駒込駅から、本郷通りを歩いて古河庭園に向かいます。

駅のすぐそばに、デザインが美しい駒込橋。

本郷通りを進んで、旧古河庭園へ。途中ににぎやかに営業中の米店がありました。

旧古河庭園 春バラ 2024年

春バラの最盛期の晴れた平日だったこの日。園内はにぎわっていました。

洋館と満開のバラの花。人が多いとはいっても、ゆっくりバラを見たり写真を撮ったりできるくらいです。最高のバラ日和でした。

旧古河庭園~田端文士村

旧古河庭園を出て、田端文士村を目指します。
瀧野川支所通りを歩きだしたけれど、大通りすぎて楽しくないので、左折。
坂道を下りていくと、目の前に巨木が!

グーグルマップにも「スダジイの木」として出ていました。立派!道を曲がった甲斐がありました。

坂を下りると、聖学院の校舎が並ぶ一画です。

これは第二中里踏切。JR山手線に残る唯一の踏切だそう。昼間なので、遮断機が上がる時間も長かったけれど、朝夕は大変みたいです。

田端文士村 前篇

踏切りを渡ると、田端中学校の立派な建物が。
このあたりから、住所は田端。文士や芸術家が住んでいた田端文士村のエリアにはいりました。

上田端八幡神社です。

上田端八幡神社横を通る八幡坂。看板には、この坂の近くに、堀辰雄や、室生犀星が住んでいたとあります。
八幡坂を上がって、右折すると、田端文士村田記念館につきます。今回の散歩でも、まずここで地図をもらってから歩くはずが、小さな道を選んだために盛大に迷うことに。

なぜか田端文士村記念館とは逆方向の、「赤紙仁王通り」に着いてしまいました。

赤紙仁王通り沿いの、大久寺のあたりも、文士が多く住んだところです。緑豊かで歩きやすい道でした。

赤紙仁王通りで、雰囲気のいい坂道を発見したので、上ります。

坂を左折して、もう少し上ると、こんな神社が。

日枝神社とあります。

神輿の庫でしょうか。緑色の扉がキュート。

この神社、大好きです。

迷いながらも、田端文士村の中心に来ていました。
ここは、「ポプラ倶楽部」の跡です。明治41年に、洋画家の小杉放庵がつくったテニスコートがあり、社交場になっていたそう。

ポプラ坂は、結構急です。

一旦広い道に出ました。

道沿いに「板谷波山 住居跡」がありました。
板谷波山は、田端文士・芸術家に最初に住んだ草分けの一人。
明治36年にこの地に住み、夫妻で釜を作ったそうです。

さらに、住宅街の中に入っていって、「室生犀星住居跡」を発見。看板が見つかると、嬉しいものです。
室生犀星は、大正5年に田端にやってきました。芥川龍之介とともに、田端文士村の中心となった人です。

雰囲気のある道を抜けます。

田端高台通りです。実はこの通り、旧古河庭園から最初に歩きだした瀧野川支所前通りとつながっていて、まっすぐ歩けば1kmくらいです。

この道には、「サトーハチロー居住地跡」が。「ちいさい秋みつけた」の作詞で知られる方です。

やっと田端文士村記念館へ。

田端の起伏ある町の上に文士の家が書かれたジオラマを、じーっとみていたら、職員の方に話しかけられて、くわしいパンフレットもいただきました。

やっぱり、ここで展示を見たり、パンフレットを見てから歩きだすべきだなあ、と反省。
展示の内容も変わるようなので、ときどき見に来たい記念館でした。

田端文士村 後編

次は、芥川龍之介旧宅跡はあるエリアを目指します。

にぎやかな田端駅北口を通り過ぎます。

東台橋(とうだいはし)の階段を上ります。田端駅前通りは切通しになっていて、橋がかかっています。

芥川龍之介住居跡は、普通の住宅街にありました。
芥川龍之介は、大正3年から昭和2年までここに住み、「羅生門」「河童」などの作品を発表しました。

看板に「水虎晩帰之図」として、味のある絵が描かれています。芥川龍之介が描いた河童の絵のようです。

この旧居跡に「芥川龍之介記念館」を建てる計画があるそうです。

このあたりは、素敵な急坂がいくつもありました。

田端駅南口を見に行きます。
駅前に車がはいれない駅出口は、映画『天気の子』のロケ地として知られます。

こんな階段を降りると。

新幹線や、何本もの線路が見える場所にきました。左の方の赤い屋根が田端駅南口です。

評判どおり、山手線とは思えない質素さ。なんだかいい!

与楽寺坂も、隣の大きな与楽寺に隣り合った、緑が多い坂です。

与楽寺坂から、駅前通りに向かう道も、おそらく古い道で、ビストロなどがありました。

田端八幡神社に来ました。参道が長い!
かつての谷田橋を参道に保存しています!この保存の仕方は、橋も喜んでいるんではないでしょうか?
右側に神輿庫が並びます。田端日枝神社の神輿庫は一つだったけれど、こちらは連なっています。

長い参道の先の石段を上がって、お参り。

東覚寺の赤紙仁王像。病が治るようにと、患部に赤紙を貼ります。
初めてお参りしました。
さっき通った赤紙仁王通りはここからスタートしています。

谷田川通りを歩きます。田端文士村記念館の古い地図では、谷田川がすごく存在感ありました。

小杉放庵の旧居跡は、田端区民センターになっています。
洋画・日本画の両方で活躍した画家で、さっき見たテニスコートのある「ポプラ倶楽部」を設立するなど、田端文士芸術村のとなった人だそうです。

田端銀座商店街

田端文士村は、広かった!すっかり夕方になりました。

薬の店は、古い建物でしょうか。品があります。

洋品店の横の松の湯。中はどうなっているのでしょう。

田端銀座~駒込駅

田端銀座を抜けると、駒込駅の近くに戻ってきていました。

この蔵もいい。今日は、神輿の庫や、質屋さんの蔵の日かな。

駒込駅近くに来たら、アザレア通りと駒込さつき通り。商店街が充実している町でした。散歩の最初には霜降銀座商店街もあったし。

駒込・田端散歩のまとめ

駒込と田端を散歩しました。

古河庭園に春バラを見に行ったあと、田端文士村を目指して歩きました。
帰りには、田端銀座商店街を通って、再び駒込駅へ。

田端文士村が予想以上に広くて、田端多めの散歩になりました。
古河庭園のついでに行くには盛りだくさんでしたが、落ち着きのある町と、古くからの商店街が交互にあらわれる町は散歩しがいがありました。

駒込+田端の散歩、おすすめです!

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