肥後細川庭園の紅葉を見に行ってきました。住宅地の中にある美しい庭園で、紅葉の美しさで知られています。
この記事では、肥後細川庭園の紅葉について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・ライトアップ
などについてまとめました。
肥後細川庭園の紅葉2024 見頃時期
肥後細川庭園の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。2024年は、全体的に紅葉の時期は遅めのようです。エックス(旧ツイッター)の投稿を見るとこんな様子です。
2024年肥後細川庭園の紅葉に関する投稿
11/25~11/26 見頃はもう少し先 と 見頃 両方の投稿あり
11/20~11/23 紅葉遅れている 紅葉はまだ
2024年も紅葉は遅れていて、11/26現在は、「見頃」という声と、「もう少し」という声があるようです。
2023年肥後細川庭園の紅葉に関する投稿
12/10 見頃すぎ
11/25~12/6 きれい 見頃 ライトアップの投稿多い
11/23~11/25 あと一歩
2023年も紅葉が遅いと言われた年でした。肥後細川庭園の紅葉は、11/25~12/6ごろが見頃だったようです。肥後細川庭園のライトアップは、丁度見頃時期と重なっていて、ライトアップの投稿も多かったです。
なかなか丁度見頃の時期に行くことが難しい紅葉ですが、見頃の前の時期は、混雑せず緑と赤がまじりあった景色を、見頃過ぎの時期にはしっかり濃い赤に染まった紅葉を楽しむことができます。
肥後細川庭園へのアクセス
下の3つが、主なアクセス方法になります。
・都電荒川線「早稲田駅」徒歩5分
・東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩15分
・東京メトロ東西線「早稲田駅」徒歩15分
都電荒川線「早稲田駅」からは、平坦な道で5分ほどです。都電荒川線自体が、お出かけ感のある電車ですので、私はこのルートが気に入っています。
都電荒川線「早稲田駅」から肥後細川庭園までのアクセスを写真でご案内します
都電荒川線の早稲田駅です。終点の駅になっています。
都電早稲田駅の交差点を北(神田川の方)に進みます。
神田川を渡ります。
さらにまっすぐ進んで、上の写真の交差点を右に曲がります。
住宅街の細い道をまっすぐ進むと、左に肥後細川庭園があります。
都電早稲田駅からは、ずっと静かな平坦な道で気持ちよく歩くことができます
肥後細川庭園 紅葉のみどころ
私は2024年11月19日に肥後細川庭園を訪問しました。
ここからは、私が撮った写真でご案内します
住宅街の道を歩いていると、突然庭園の門が現れます。これが正門になります。
正門近くに入口があるこの建物は、松聲閣(しょうせいかく)。大正時代に建てられ、細川家の学問所として、一時期は細川家の住まいとして使われた建物です。2016年に改修して、無料で見学できます。
松聲閣(しょうせいかく)の2階の広い部屋は、一般に開放され、肥後細川庭園についての動画が流されています。
松聲閣(しょうせいかく)の2階から庭園を見下ろすと、こんな素晴らしい景色です。
二階にあがる階段は、歴史を感じます。
松聲閣(しょうせいかく)の部屋のいくつは、予約制で会合などに利用されているようでした。建物の内部も風格があって、見ごたえがありました。
池の周りを歩いてみます。雪見灯篭の近くから見ると、雪囲いがされています。
松聲閣(しょうせいかく)の反対側からの写真です。池の周りにはツワブキがたくさん咲いていました。写真の手前の黄色い花です。風景をパッと華やかにしてくれていました。
モミジの紅葉は始まったばかりでしたが、池の近くでハゼノキ(多分)が美しく紅葉していました。
私が訪れた日は、暖かい平日で、ベンチでくつろぐ人の姿が多く見られました。
池の背後の山に登ると、こんな景色が見えます。
山の中腹に、永青文庫への矢印がありました。永青文庫は、細川家が1950年に設立した美術館。細川家伝来の歴史資料や美術工芸品を収蔵し、作品を公開しています。
庭園内にはベンチも多くて、飲食が可能です。私も、記事の後ろの方で紹介する神田川ベーカリーのパンをベンチで食べました。丁度お昼時で、1人で、または2人で軽い食事を楽しんでいる人が多かったです。
肥後細川庭園には芝生もあります。湧水を利用した水が流れています。ここにもピンク色の花が咲いていました。
紅葉に気持ちが行きがちですが、芝生エリアもとてもいい感じでした。ピンクの花はなんでしょう?
肥後細川庭園の概要
肥後細川庭園は、江戸時代末期に、熊本藩主細川家の下屋敷だった場所にあります。神田川沿いの目白台地にあり、変化に富んだな眺望を持つ池泉回遊式庭園です。湧水を利用した流れが、岩場から芝生に細い流れとなっています。ヤマモミジやハゼノキの紅葉が池の水面に映し出されます。
松聲閣(しょうせいかく)は、大正時代に建てられ、細川家の学問所として、一時期は細川家の住まいとして使われた建物です。2016年に改修して、無料で見学できます。
椿」「菊」「朝顔」の各部屋と階段は、戦前の状況を留めているため、特に原型を重視した改修が行われました。また、「花菖蒲」と「芍薬」では、当時のランプシェードを磨き直して再利用しています。
松聲閣の2階から見る庭園もいいですよ
肥後細川庭園 ライトアップ「ひごあかり」
2024年の肥後細川庭園のライトアップひごあかりは、このように行われます。
・日時:2024年11月27日(水)~12月1日(日) 17時30分~20時(最終入場19:30)
・入園料無料(雨天中止)
・内容:紅葉最盛期の日本庭園ライトアップと、旧熊本藩ゆかりの地である縁から、熊本の竹あかりによる照明と熊本観光のPR
イロハモミジやハゼノキの紅葉が、LEDでライトアップされます。松の雪釣吊りも光で演出されます。熊本県の竹あかりアーティスト「CHIKAKEN」(ちかけん)」による竹あかりオブジェも見どころです。
肥後細川庭園 周辺グルメ情報
肥後細川庭園周辺には、多くのグルメスポットがあります。そのうちのいくつかをご紹介します。
神田川ベーカリー
肥後細川庭園のすぐ近くに、神田川ベーカリーがあります。都電荒川線早稲田駅から、肥後細川庭園にい向かう道で、少しだけ遠回りすれば立ち寄ることができます。緑色のタイルが印象的な、ショーウィンドウの素敵なベーカリーです。
添加物を使わずに、国産小麦を中心とした選ばれた素材を用いてパンを製造。
私は、こちらのパンを買って、肥後細川庭園のベンチで食べようと立ち寄りました。フォカッチャやカンパーニュなど多種のパンが並ぶウィンドウの前でしばし悩みましたが、チーズブールとお芋のパンを買いました。
チーズブールはチーズの味がしっかりと、お芋のパンはもちっとした食感が印象的でした。肥後細川庭園のベンチで美しい庭をながめながらのランチは最高でした。
肥後細川庭園まとめ
この記事では、肥後細川庭園の紅葉についてまとめてみました。
熊本藩主細川家の下屋敷だった場所にある肥後細川庭園。美しい池に加えて、背後に山があり、芝生もあるというバラエティーに富んだ景観の庭園です。訪問時は、モミジの紅葉には早かったのですが、トチノキやツワブキなどの鮮やかな色彩を楽しみました。
細川家の学問所だった松聲閣(しょうせいかく)の建物を見学できるのも嬉しいし、そこから見下ろす庭園の眺めも美しいものでした。
都営荒川線の早稲田駅から徒歩5分、近くにおいしいベーカリーもあって、お散歩にはぴったり。肥後細川庭園の紅葉、おすすめです。