阿佐谷七夕まつり2024に行ってみた!屋台や張りぼての見どころや混雑状況、楽しみ方を紹介

ふつう散歩

阿佐谷七夕まつり2024に行ってきました。
2024年8月7日(水) ~8月12日(月・休) まで行われているお祭りです。

この記事では、阿佐谷七夕まつり2024に行った私が、屋台や張りぼての見どころや、会場となった商店街やつり堀の混雑具合などを紹介します。

普段、空いてるところばかり散歩している私。
実は「どれくらい混むのかなあ」と少し恐れながら、出かけました。

平日の夕方に、実際に行っていると、丁度いいにぎわい具合。
名物の張りぼては、商店や、小学校や保育園、一般公募などで作られた、素朴だけれど、一つ一つ見るのが楽しい力作ぞろい。
出ている屋台が、普段お店で扱っているものや、その関係のものが多くて、お店らしさが出てました。

とてもいいお祭りでした。

その後、夜のスターロードや、川端商店街をうろうろ。
町中に七夕飾りが出ていた、夜の阿佐ヶ谷の様子もご紹介します。

阿佐ヶ谷駅

午後4時に、JR阿佐ヶ谷駅に降りました。
改札の上にも吹き流しが。町ごと七夕祭りの気配です。

阿佐ヶ谷駅前からパールセンターの方を見ると、まあ立派な吹き流し。

阿佐ヶ谷駅~南阿佐ヶ谷駅

七夕まつりは、南阿佐ヶ谷の方駅から、見ていこうと思っていたので、まずは南阿佐ヶ谷駅へ。

中杉通りをめざします。きれいに緑に覆われたビルが気になる。

すぐ近くに、もう一つ緑の家が。流行ってますか?

中杉通のサイゼリアの横から、パールセンターへ。

ハートの張りぼてがキュート。わたあめには行列が。
しかし、ここを通っていると、いつまでも南阿佐ヶ谷駅に着かない!

中杉通りに戻って、南阿佐ヶ谷駅を目指します。中杉通りは、通常運転な感じなので、パールセンターの混雑に疲れた時、一息つけそうです。並木がでっかくて、結構涼しいです。

通りの向こうのパン屋さんけやき庵には貼り紙がたくさん。
「14周年大感謝祭」でパンがお得な値段のようです。

南阿佐ヶ谷駅に到着。

阿佐ヶ谷パールセンンター(南側)

パールセンター商店街に、南の方から入りました。南阿佐ヶ谷駅からすぐのところに入口があります。
こちらの方は、混雑もそんなではありません。青空バックの七夕飾りがいい感じです。
街灯がパールの形で、素敵です。

お茶の繁田園茶舗の前で、花で飾られた張りぼてを見ていると、お店の方が話しかけてくれました。

花で飾っている張りぼても、もちろん張りぼてで、お花の分手間暇がかかっているそう。毎年作って、お祭り中は天候を見て仕舞っていることも教えてもらいました。
このエリアは屋根がないから、雨の心配もありますよね。

お店の前で3つ1000円で売られていたティーバッグを買いました。

あとで調べると、繁田園茶舗は、「狭山・繁田園の東京支店として創業し、今年で創業77年」というお店。1815年に狭山に茶園を開いてから、1875年に日本初の茶の直輸出会社を設立、1900年にはパリ万博でグランプリを受賞、というとんでもないお店でした。

ティーバッグも、ティーバッグの常識が変わるくらい美味しかったです。

このお店は、ザ ベイカーロブソン(the BAKER Robson) 。この店舗では、コーヒーの店と交互に出店するとのことでした。七夕まつり期間中は一緒に営業しているようでした。

おすすめしてもらったバタータルトが、大変おいしかった!

お店のインスタグラムには、こんなことが。
「メープルシロップを使ったカナダ生まれのバタータルトとコーヒーに合う焼き菓子を作っています。グルテンフリーで、オーガニックやナチュラル素材を取り入れた素朴なベイクスイーツです。」

パールセンターの南側は、お店の方と話す余裕があって、とてもおすすめのエリアでした。

南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街

パールセンター商店街から分岐して、青梅街道までのびる南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街。
こちらも七夕祭り開催中なので、歩いてみました。

多分、歯医者さん作と思われる、歯みがき張りぼて。涙目になってる?

店の前はお祭り感満載だけど、中では静かに本業が営業中の理髪店BARBERS
商店街の理髪店、美容室は、どの店も賑わってました。

このお店の向いにも、射的やヨーヨ釣りの屋台が出ていました。混雑もゆるめなこの辺りは、子どもたちが楽しめる屋台が多く見られました。

普段は花屋さんのトーキョーハナリズムも、お面やヨーヨーを売っていました。売ってるお面が、おしゃれ過ぎる。

張りぼてになってるなみすけは、杉並区のキャラクター。本当は恐竜なんだけれど、芋虫に見えがちなのが悩み。(私の感想です)

南阿佐ヶ谷すずらん通り商店街は、HPによると、誕生して50数年だそうです。老舗も多い商店街。
右側に見えている「越後屋豆腐店」は昔ながらの建物です。お店の前の屋台のあげぱんがおいしそうでした。やはりレトロな建物「ひなた食堂」も気になる!

子どもたちに人気の「パンどろぼう」の張りぼてもありました。すずらんの街灯もかわいい。

水分補給のポスターが。せまる暑ッ夏!作った人は同世代かも。仮面ライダー初期のテーマソングですね。

「さて、何か食べたいなあ」と、お店を眺めます。

写真は撮れませんでしたが、路地などにたくさんの椅子が横にずらっと並んだスペースがたくさん。テイクアウトしたものを、座って食べられるようになっていました。

つきり」の前に出ていた謎の張りぼて(茶色の巻物)に惹かれて、手作りロールいなりを購入。松山の油あげを使った、くるりと巻くタイプのいなり寿司。

食べ歩き用にカットしてくれて、大変美味しく食べました。うっかり半分食べてから、撮影しました。
つきりさんは、普段は2階にイートインがあるそうです。また、来てみたいお店です。

パールセンター商店街(北側)

いよいよ、パールセンターの北側のゾーンに入ります。午後5時を過ぎて、だんだん混雑してきました。

とはいっても、私が訪れたのは平日夕方。
「一部の屋台には行列ができているけれど、大体のものは、すぐに買える」くらいの、ほどよい混雑でいた。

ここからは、どこを撮ってもたくさんの人が映ってしまうので、もっぱら天井の写真を撮っています。

銀賞と区長賞受賞の張りぼて。エナガですね。

インパクト大のG。見たことある気がするけれど、あなたはだれ?

普通に営業中のお店もあって、すごく見てしまう。きもの倶楽部 風流というお店みたい。バッグがお徳用みたいです。

これはまた素敵な。

ダイオウイカかな?

ともえ庵の張りぼては、たい焼き。これはわかりやすくていいですよね。

混雑で、お店の様子は撮りにくかったのですが、沖縄料理の店では沖縄の料理やお菓子、お茶の店では冷たいグリーンテイなど、それぞれの店のものを売っているので、普通のお祭りに出ている屋台とは違う、個性的な食べ物がいっぱいでした。

蒲繁かまぼこ店の、いか焼きや、かまぼこは、相当美味しそうだけれど、行列ができていました。

チェーン店も、それぞれ屋台を出していて、お祭りに全力参加していました。例えば、星乃珈琲は、パンケーキの屋台出してました。これって珍しくない?

屋台を出していない老舗にも、気になるお店がありました。

日本茶と茶器のさやま園は、急須が驚くほどたくさん売られていて、印象的でした。お茶より急須が多いのです!

上の写真の店は、車プラモを売っていて、店内満員でした。
面白い店が多すぎて、お祭りでない時にも、落ち着いて来ようと、誓ったのでした。

招き猫の大群が。すごい大作。

杉並第七小学校の作品がいくつか出ていました。これは、四年三組の「みんなを見守るなみすけ&なみ」。達筆の看板が、先生のがんばりも伝えています。

こちらは、第六小学校のくじら。短冊に子どもたちの言葉が書いてありました。

JR阿佐ヶ谷駅近くまで戻ってきました。時間は18時前。見物だけで、1時間以上しっかり楽しみました。
さすがにこのあたりで、だいぶ混雑が厳しくなって、疲れてきました。「丁度いいところでゴールまできたかな」という感じです。

左の張りぼては、一般参加のもの。参加者の名前とタイトルが貼られています。公募のものもたくさんありました。

阿佐ヶ谷パールセンターのHPを見ると、商店街の歴史について、こんな風に書いてありました。

・戦前には、このあたりは商店の数が120を超える大きな商店街でした。
・戦争中には、商店街の西側は疎開を命じられました。
・戦後、疎開によって空いた土地が、中杉通りに。現在の阿佐ヶ谷パールセンター街は、歩行者専用の商店街になりました。歩行者天国第一号です。中杉通りの欅並木もこの時期に植えました。
・昭和29年には「街の核となるお祭りを」と、仙台や平塚の七夕まつりのような「阿佐谷七夕まつり」が始まりました。第1回目より、「張りぼて」のような造形物が作られ、「クス玉と吹流しに、張りぼて」という阿佐ヶ谷のスタイルができたそうです。

阿佐ヶ谷パールセンターのHPには、歴代の受賞した張りぼてが掲載されていました。どれもインパクト大でした。

夜のスターロード

このあと、夜の阿佐ヶ谷駅周辺を散歩しました。

まずは、中央線の北側にあるスターロードへ。飲食店の並ぶ中にある青果店は、夜も繁盛しています。

スターロードには、星のディスプレイが光っています。とても風情のある通りです。七夕まつりの会場から、数分のところにありますが、ほどよい人通りです。お店も、ほぼ満席という感じで、にぎわいが感じられました。

街灯もいい感じです。

川端通り

中央線のガードをくぐって、駅の南側の川端通りへ、この通りは、もともと川が流れていたそうです。どのお店もほどよくにぎわっていました。

川端通りから枝分かれしているいちょう小路。七夕飾りに願いが書いてあって、本当に美しかったです。

寿々木園の灯篭

川端商店街の先にあるつり堀寿々木園に、灯篭を見に来ました。寿々木園のSNSで発信されていました。

灯篭が見えます。ヨーヨー釣りと金魚すくいのも行われていましたが、見学だけに入ってもいいと聞いて中へ。

魚の灯篭が色とりどりで、夢の中のようです。
この釣り堀は、混雑していなくて、のんびりとかわいい顔の魚灯篭を眺めることができました。

平日夕方に訪れた阿佐ヶ谷 七夕まつり 2024。私にしては珍しく、混んでいるところに突入しましたが、とても楽しみました。

メイン会場の「阿佐ヶ谷パールセンター」の北側(JR阿佐ヶ谷駅側)では、混雑でお店の様子は撮りにくかったのですが、今まで通りすぎていた店も、屋台を見て、興味をそそられました。お祭りじゃない時に、ゆっくり食べたり飲んだりしたい気持ちになりました。

「阿佐ヶ谷パールセンター」の南側(JR阿佐ヶ谷駅側)は、混雑のゆるやかで、お店の方とお話しながらゆっくり買い物したり、張りぼてを見物することができました。

「阿佐ヶ谷パールセンター」から枝分かれする「阿佐ヶ谷すずらん通り」は、混雑は中くらい。射的やヨーヨー釣りなど、お子さんも楽しめるお店が多くありました。

メイン会場以外の、「スターロード」「川端通り」「つり堀寿々木園」は、七夕の飾りはあるけれど、ほどよいにぎわいで、ゆったりと楽しめました。

阿佐谷七夕まつりは、昭和20年代に、商店街の振興のためにはじまったお祭りだけあって、商店街や阿佐ヶ谷のファンになってしまいました。きっと来年もふらふら行くんだろうな。

とてもおすすめなお祭りでした。

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