鎌倉にある長谷寺に紫陽花を見に行ってきました。
長谷寺のあじさい路(ろ)には40種類以上約2500株のあじさいが植栽されており、例年5月下旬から6月下旬にかけて見頃を迎えます。
あじさい路は人気があって混雑しますので、入場には事前予約がおすすめです。海をバックに咲く紫陽花の景色を見ると混雑の大変さも吹き飛びます。
近隣には、光則寺、成就院などの紫陽花の名所も徒歩圏内。併せて回るのもおすすめです。

この記事では、長谷寺の紫陽花について
・開花状況
・予約方法
・アクセス
・見どころ
・近隣情報
などについてまとめました。
長谷寺のあじさい 見頃時期・開花情報
長谷寺のホームページには開花状況が掲載されています。開花時期は、何枚もの写真とともに情報が更新されていますので、おでかけ前にぜひごらんください。
5月28日
アジサイは全体の3割程の開花です
6月4日
アジサイは全体の5割程の開花です
6月10日~17日
アジサイは見頃になりました
6月20日
遅咲きの紫陽花が見頃です
私は6月23日に訪問し、見頃の紫陽花を見ることができました。
長谷寺へのアクセス
長谷寺へのアクセスは次のようになります。
● JR鎌倉駅下車→バス「長谷観音」下車、徒歩5分
● JR鎌倉駅下車→江ノ電「長谷駅」下車、徒歩5分
● JR鎌倉駅下車→徒歩25分
●小田急線、藤沢駅下車→江ノ電「長谷駅」より徒歩5分

私は、鎌倉駅から江ノ電で「長谷駅」に出る方法で訪問しました。
自分で撮影した写真でルートをご紹介します。
、

6月23日月曜日、午後2時ごろにJR鎌倉駅に到着しました。
JRから江ノ電のホームへ。
電車が入ってくる間際には、ホームにはいっぱいの人が。
車内は、ぎゅうぎゅうではありませんが、通勤電車程度の混雑でした。

長谷駅では、多くの人が降りました。踏切を渡って、長谷寺の方へ。
たくさんの人が長谷寺や鎌倉大仏の方向に大移動しているので、迷いません。

長谷寺に向かう道には、鎌倉彫などの古い店と、新しい飲食店が混在していました。右手に見えたのが、こんな南国っぽい一画。

道の左側にはこんなお店が。

長谷寺の参道に入りました。なかなかの混雑が続きます。
左手の素敵な二階建ての家屋は、旅館です。目の前には長谷寺が見えてきました。

着きました!
参道には素敵な建物も多く、たくさんの人の中を歩きながらもキョロキョロしてしまいました。
今回は、長谷寺・紫陽花路の予約の時間が迫っていたので江ノ電を使いました。
鎌倉駅から長谷寺までは徒歩でも25分ほど。試してみたいものです。
長谷寺・紫陽花路の予約
2025年6月26日に、長谷寺のHPでは以下のお知らせが出ていました。
あじさい鑑賞について、6月6日(金)より有料対応となっておりますが、6月26日(木)で終了いたします。 ★あじさいの剪定は7月1日(火)より開始いたします
私は、6月23日(月)に訪問しました。前日夜に長谷寺のサイトを見ると、午後の時間は予約できる状態でしたので、14時20分~15時20分で予約しました。

長谷寺に着くと、15時40分からと16時からの当日券はまだありました。
確実に入場するためには、事前予約が安心かと思います。

予約をしていれば、あじさい路への入場時間が来れば入場可能。予約をしていない場合は、あじさいテントで「あじさい券」を購入するようになっています。
長谷寺 紫陽花の見どころ
長谷寺の入口で拝観料を納めて、中へ。

長谷寺の境内は、池のあたりも大変美しい。しかし、今回はあじさい路の予約時間をがあるので、先を急ぎました。

階段を上がっていきます。

途中に紫陽花の花手水が。行く手への期待が高まってきます。
観音堂までやってきました。

緑のあじさいテントがありました。ここで予約画面のQRコードをかざして、いよいよ「あじさい路」へ。

あじさい路のほとんどは、階段でした。最初は空いていたのですが、だんだん行列状態に。

ゆっくりゆっくり上がっていくのですが、右手の斜面にもあじさい。

左手の斜面にもあじさい。ずっとこんな景色なので、なんの不満もありません。グループの方たちは、写真を撮り合うくらいのスペースはあります。

一面のあじさいを撮影したつもりが、拡大してみると人がたくさん写り込んでいました!


足元はこのようなしっかりとした階段になっていて、滑る心配はありません。ずっと階段が続くので、体調と足のコンディションは整えないと。
途中で上れなくなった人がショートカットして下山するための通路も設けられていました。

市街地を見渡す場所に出ました。あじさいと鎌倉の町の景色が一緒に写せて、大喜び。

今度は海が見えました。由比ヶ浜ですね。長谷駅を降りた時から、海らしい香りはしていました。

階段を下りながらも、美しいあじさいの
写真を撮影。下りのルートでは、あじさいの斜面が見渡せて、スマホのシャッターを切りっぱなしな感じでした。

花の名前のプレートなどはないのですが、いろいろな種類が咲いていて、見ごたえがあります。

海までは300mくらい。

この写真も、写っている人の多さに後から驚きました。

あじさい路の終点には竹林がありました。


終点にあるのが「海光庵」。スイーツに心惹かれましたが、この日はもう何ヶ所かあじさいを見たくて又次回に。

境内図がありました。かきがら稲荷など、気になるものがたくさんありましたが、それも次回に。空いているシーズンの再訪を誓いました。

長谷寺の参道に戻ってきました。午後4時前になり、混雑も暑さもだいぶ和らいできました。

行きに気になっていた旅館をもう一度じっくり。對僊閣(たいせんかく)は、明治から長谷で旅館業を続けているのだそうです。
光則寺
にぎやかだった長谷寺のあとは、長谷のあじさいの名所を3か所訪問しました。
参考にしたのは、さんたつby散歩の達人のサイト、”【2025年版】散歩の達人おすすめ鎌倉のアジサイ名所20選!”の記事です。
まずは、原種のあじさいが多く栽培されているという光則寺へ。


長谷寺から1本道を入っただけでこの静けさ。深呼吸してしまいました。

入場料百円の札の隣には、大変くわしい植物の地図がありました。

緑豊かなお寺で、曲線状の遊歩道が通っていました。ハズの花ももうすぐ咲きそうでした。


本堂の手前の半夏生が美しくて、見とれました。

お寺の曲線状の遊歩道には、たくさんのあじさいがプレートとともに並んでいました。


黒い花びらが印象的なアジサイは「黒蝶」。 ヤマ詳細不明とあるのは、種類でしょうか?

「由布新星」は大分県から来たあじさいのようでした。
さんたつby散歩の達人の記事によると、アジサイは400種類を超し、鉢植えで栽培され、花が咲くと境内に展示されるそうです。こんなあじさいのお寺もあるのですね。

光則寺は、日蓮上人が佐渡に流された際、弟子の日照上人が幽閉されていた寺だそうです。
原種のあじさいを栽培するお寺。見て回っている人は数人でしたが、楽しみました。
御霊(ごりょう)神社

次に向かったのは御霊(ごりょう)神社。長谷寺から長谷駅に向かう道を、極楽寺の方向に折れます。住宅街の中を進みますが、山が近くていいですね。

「鎌倉権五郎神社」の標識で曲がります。御霊神社は、後三年の役で活躍した鎌倉権五郎景正をまつっているそうです。

見えてきました。

神社の近くには、江ノ電の踏切りが。江ノ電とあじさいの撮影の名所だそうで、「撮影OK」な場所が決められていました。平日の夕方なので、数名の人と一緒に平和に写真を撮ることができました。アガパンサスと江ノ電の写真です。なかなかよい場所には陣取れず・・

次はアジサイが撮れる場所に移動したものの、ちょうどよいタイミングでシャッターを押す難しさ!江ノ電の前に雑草が入っている写真になってしまいました。
成就院
最後に向かったのは成就院。極楽寺駅と長谷駅の間の、極楽寺駅に近い地域に位置しています。
17時閉門ですので、急いで向かいました。

第24分団のシャッターガ観光マップになっていて優しい。

角の和菓子店がかなり気になりつつ、成就院に続く大通りへ。

赤いポストとあじさいも似合います。歩道のない道なので、気を付けて歩いて行きます。

左側に成就院が見えてきました。

地図がありました。

階段を上ります。




成就院まではずっと階段を上るのですが、その途中の紫陽花がどれも素敵でした。

上り切って振り返ると、海が近いです。
階段の上で、みなさん人がいないシャッターチャンスを狙っていました。
私は、帰りがけに1枚だけ、こんな人が映っていない写真が撮れました。
さんたつby散歩の達人の記事によると、「かつては鎌倉を代表するアジサイの名所だったが、2019年の創建800年に合わせて参道の改修工事が計画され、2016年頃から300株近くあったアジサイを東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町へ寄贈した。」
とありました。
今あるアジサイは、参道改修後に植えたものだそうです。2019年より前はどんなだったのでしょう。

成就院は庭の美しい寺院でした。


本堂の前に
極楽寺駅周辺

帰りは、極楽寺駅に向かいます。

江ノ電が下を走る赤い桜橋の上から、写真を1枚。すごい眺めだと思ったら、「極楽洞」という明治40年につくられた煉瓦造りの抗門だそう。

桜橋の反対側は極楽寺駅。

目の前には極楽寺。

極楽寺駅の自転車乗り場のあじさいが立派でした。

帰りは、江ノ電で藤沢まで出ました。観光客と高校生で混雑しましたが、海側に立ったので景色を楽しみました。
長谷寺のあじさいまとめ
鎌倉にある長谷寺に紫陽花を見に行ってきました。
長谷寺のあじさい路(ろ)には40種類以上約2500株のあじさいが植栽されており、例年5月下旬から6月下旬にかけて見頃を迎えます。
あじさい路は人気があって混雑しますので、入場には事前予約がおすすめです。海をバックに咲く紫陽花の景色を見ると混雑の大変さも吹き飛びます。
近隣には、光則寺、成就院などの紫陽花の名所も徒歩圏内。どのお寺も、途中の町の景色も素敵で行ってよかったところばかりでした。
長谷寺のあじさい、おすすめです!