足立区都市農業公園・荒川堤の五色桜を見に行った!アクセスや見どころを紹介

足立五色桜 はなさんぽ

足立区都市農業公園と荒川堤の五色桜を見に行きました。
都市農業公園付近から江北橋にかけての荒川堤の五色桜は、江戸時代からのストーリーを持つ桜です。緑色を含むさまざまな色の桜並木の眺めは、特徴的で美しいものです。
足立区都市農業公園には、早咲きから遅咲きまで50種類250本の桜が植えられていて、3月から4月下旬までの長い間楽しむことができます。

この記事では、足立区都市農業公・荒川堤の桜について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
などについてまとめました。

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足立区都市農業公園の桜 見頃時期・開花情報

足立区都市農業公園で配布している「桜マップ」によると、足立区都市農業公園の桜の例年の見頃は、3月〜4月下旬です。

足立区都市農業公園のホームページには、園内の50種類の桜それぞれの開花情報が、開花・・3輪以上咲く、見頃・・7割以上開花、散始、・という分類で示されています。花の場所や、特徴も書かれていてとてもわかりやすいです。
4月13日現在、「一葉」「江戸」「鬱金( ウコン)」など20種以上の桜が「見頃」になっています。

荒川土手の五色桜について、訪れた人の投稿は次のようになっています。

2025年 荒川土手の五色桜x(旧ツイッター)投稿

・4/8~4/12 見頃

私は2025年4月12日に訪問しました。足立区都市農業公園でも何種類もの桜が開花し、荒川土手では珍しい「五色桜」を見ることができました。

足立区都市農業公園へのアクセス

足立区都市農業公園へのアクセス方法は次のようになります。

・西新井駅西口から東武バス「鹿浜都市農業公園」下車徒歩0分
・王子駅北口から都営バス「鹿浜橋」下車 徒歩約12分
・赤羽駅東口から国際興業バス「鹿浜5丁目」下車徒歩5分
・川口駅東口から国際興業バス「鹿浜5丁目」下車徒歩5分

赤羽駅からのアクセス

私が撮った写真で、赤羽駅から足立区都市農業公園までのルートをご案内します。

2025年4月12日午後、赤羽駅東口に降りました。

西新井駅行きのバスに乗りました。バス停に屋根があるのがうれしいです。

バスは環七を走ります。荒川を渡る時、バスの車窓から撮りました。

「鹿浜五丁目」のバス停で降りました。

住宅や工場が混じる町を通って、足立区都市農業公園を目指します。

首都高速川口線をくぐると、荒川土手にあたります。土手に上がる前にも五色の桜が植えられていて、お花見する人の姿がありました。

荒川の土手に上がると開放感がすごい。土手には、五色桜が見えてきました。

足立区都市農業公園前の並木が美しい。緑色の桜があるのが特徴的です。

足立区都市農業公園に着きました!

足立区都市農業公園 桜のみどころ

私が撮った写真で、足立区都市農業公園の桜の見どころをご案内します。

公園の前には「名勝 荒川桜五色桜碑」があり、このようなことが書いてありました。

・荒川五色桜は明治19年、後に江北村長となる清水謙吾の主導で、78品種3225本余の桜を荒川堤上約6kmに植えたのがはじまり。
・苗木は駒込の桜専門業高木孫右衛門が栽培したもの。花の色が数種あったので、五色桜と呼ばれるようになった。荒川(今の隅田川)に多くの乗合船が出て、花見客でにぎわった。
・明治45年、東京市長尾崎行雄が、アメリカ合衆国首都ワシントンに五色桜の接穂を贈呈。ポトマック河畔に植えられた。
・大正13年、内務大臣により国の史蹟名勝天然記念物に指定された。そのことを示すのがこの石碑。
・石碑は当初、江北二丁目の都バス荒川土手バス停付近の荒川堤防脇に設置されていたが、道路建設工事の支障となり、現在地に移転した。
・五色桜は、昭和20年代に姿を消したが、昭和56年にナンシー・レーガン大統領夫人が足立区に桜を送り、舎人公園に植えられた。ポトマック河畔からの桜の里帰りによって、足立区内の公園や学校に桜が植えられ、五色桜を現在に伝える。

早速五色桜の歴史を知ったところで、公園の中を歩いて行きます。
遊具広場では子どもたちが遊んでいました。

また、工房棟には「江北の五色桜 資料展示室」がありました。

このようなパネルがいくつもあって、五色桜について深く知ることができました。

・江戸時代には参勤交代によって、各地の桜が江戸に持ち込まれた。各地からの桜に異品が現れたり、分離や交配がされ、300近い種類のサトザクラ(園芸品種)がつくりだされた。
・清水謙吾氏による桜の植栽には、①夏の木陰 ➁お花見ができる名所づくり ③堤防の補強 ④洪水時に舟をつなぐ係留杭、の目的があった。
・五色桜に使われた高木孫右衛門氏の苗木。高木氏は、三代にわたり全国から桜の逸品を収集し江戸から続く品種を「桜花集」に書き留めていた。江戸時代が終わり、大名屋敷が荒廃する中で、ここでサトザクラの種が絶滅をまぬがれた。
・この地区の植樹に当たり、向島などとの差別化や、品種の絶滅を憂慮したのか、高木氏の多様な桜を植樹することになった。

この資料室で「桜マップ」をもらいました。
50種類の桜の種類や場所、五色桜の歴史についても書かれたマップでした。ぜひ入手することをおすすめします。このマップを見ていると、現在公園にある桜の半数以上は、明治期に江北村・荒川堤にあったと思われるものなのだそうです。

日米桜寄贈 百周年を記念する桜がありました。次の3本が植樹されているようです。

・レーガン桜の穂木から育てた苗木
・桜のお礼としてアメリカから贈られたハナミズキの原木の種から育てた苗木
・100周年を記念してアメリカから贈られた桜の穂木から育てた苗木

畑が広がっています。

芝生広場に来ました。
「江北の五色桜 資料展示室」でもらった桜マップによると、4月上旬~4月下旬に咲く桜が多いのは、この芝生広場周辺のようです。

ここにも看板がありました。

・五色桜は、「ソメイヨシノの他に八重桜が混色されて、白、黄緑、淡紅色、濃紅色、紅色などに彩られた五色の雲がたなびくように見えたことから名づけられた」と言われている。
・この広場では、当時の風景を再現するため、里帰り桜の中から約30種、80本の桜が植えられている。

芝生広場の周りを歩いて行くと、種々の桜と出会います。

「江戸系」は、江戸時代にはすでに存在していた八重咲の品種です。薄い紅色が美しい桜です。

最もポピュラーな八重桜「関山」も、明治期の荒川堤に植えられていたそうです。

近づくとこんなにピンクが鮮やかです。

この日目をひいたのが、満開の「高砂」。4つの野生種が関わる品種のようです。

鬱金(ウコン)桜も咲いていました。この緑色が五色桜の特徴ですね。

松月も満開でした。淡い紅色の花がひときわ目立っていました。

芝生広場は、全然混んでいなくてゆっくりできました。

足立区都市農業公園には、レストハウス「キッチンとれたて」がありました。1Fはテイクアウト、2Fはレストランで、にぎわっていました。
都市農業交流館では、「とれたてマルシェ」で、旬の野菜の販売を行っていました。

荒川沿いの五色桜並木

鹿浜橋の下流側にある、荒川沿いの五色桜並木も見に行きました。

途中桜並木のない区間が結構長くありました。

環七をくぐるのに、かなりスロープを降りて、また上ります。

とうとう五色桜の並木に着きました。このような並木が、江北橋まで続いているそうです。

看板がありました。「ふるさと桜オーナー制度により寄付をいただいた皆さん」とあり、木のNoが書いてあります。

上の写真の小さな木が、新しく桜オーナーに寄付された木のようです。自分が寄付した桜が育っていくなんて楽しみですね。

帰りは、舎人ライナーの江北駅まで歩きました。徒歩30分以上ありました。バス停はあるのですが、興味があって歩いてみたのです。

途中の「足立区江北センター」内の図書館がとてもきれいで、五色桜についての本などもあって、一休みできました。

足立区都市農業公園と荒川堤の五色桜 まとめ

足立区都市農業公園と荒川堤の五色桜を見に行きました。
都市農業公園付近から江北橋にかけての荒川堤の五色桜は、江戸時代からのストーリーを持つ桜です。緑色を含むさまざまな色の桜並木の眺めは、特徴的で美しいものです。

足立区都市農業公園には、早咲きから遅咲きまで50種類250本の桜が植えられていて、3月から4月下旬までの長い間楽しむことができます。

足立区都市農業公園の桜、おすすめです!

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