青梅市にある吹上しょうぶ公園に行ってきました。
東青梅駅から徒歩15分。霞丘陵の貴重な谷戸地(やとち)を保全するためにつくられた自然あふれる公園です。山をバックにえした、美しい景観を楽しむことができます。
約250品種以上の花しょうぶが植えられています。しっかりと名札もついていて、どんな菖蒲なのかがわかりやすいです。
2025年度も「吹上花しょうぶまつり」5月31日(土曜日)から6月15日(日曜日)が開催されます。

この記事では、吹上しょうぶ公園の菖蒲について
・見頃時期
・アクセス
・見どころ
・近隣情報
などについてまとめました。
吹上しょうぶ公園 見頃時期・開花情報
青梅市のホームページに、「吹上しょうぶ公園」の開花状況が掲載されています。開花時期は、写真とともに情報が更新されていますので、おでかけ前にぜひごらんください。
6月5日
花しょうぶは見ごろ前ですが、 早咲きの品種は咲いています。
私は6月5日に訪問しました。公園入口には「見頃前」の看板が。しかし、極早生・早生を中心に美しく咲いている菖蒲もたくさんありました。満開になるのは、もう少し先のようです。
吹上しょうぶ公園へのアクセス
吹上しょうぶ公園へのアクセスは次のようになります。
・JR青梅線東青梅駅北口より徒歩15分
・JR青梅線河辺駅北口より都営バスにて10分 「吹上しょうぶ公園入口」バス停下車すぐ
東青梅駅からのアクセス

東青梅駅北口を出て、大通りを渡ります。
駅前は旧青梅街道が通っています。

このあとは、「吹上しょうぶ園」の看板や矢印に沿って進みます。

このような道を東に進みます。

再び、吹上しょうぶ園の矢印看板があったので、左折します。
写真に写っているお堂は「青梅六万薬師」。
この地にあった「師岡城」が落城した際に戦死した人たちを弔い、 その後起こった飢饉や悪疫の流行を除くために、根ヶ布天寧寺八世の正翁長達和尚が法華経六万部を読誦。薬師如来像を招来して薬師 堂を建てたのだそうです。
ここからは、「市役所六万通り」を歩いて行きます。

前方には緑の丘が見えてきました。
東青梅駅前には、多くの観光客の姿がありましたが、暑い日なので歩いている人はぽつりぽつり。

霞川を渡ります。

突当りには「光明寺」がありました。

ここには「勝沼城跡」の看板が立っていました。
・三田氏の居城であったが、15世紀に北条氏に滅ぼされた。
・その後、北条の家臣師岡氏が入ったたため「師岡城」とも呼ばれる。
・16世紀末、八王子城落城とともに廃城になった。
・曲輪、堀、土塁が良好に保存されていて、見学もできる。
思いがけない城跡の登場にわくわく。

光明寺の前の道を東に向かいます。

「東青梅六丁目東」の信号を左に。「城山通り」を進みます。

この道だけは、歩道が狭いので、車に気を付けながら進みました。

吹上しょうぶ園に到着しました。公園の目の前にバス停が。

私は、つつじの季節にもっと先の「塩船観音寺」まで歩きました。しかし、菖蒲の季節は、気温が高かったり、雨が降ったりするので、バスもいいなと思います。帰りは、このバス停から、河辺駅までバスに乗りました。

駐車場を抜けていきます。

券売所につきました。JR青梅線東青梅駅北口より徒歩15分。平坦でわかりやすい道です。訪問した日は、気温28℃ほどでしたので、少し暑く感じました。
吹上しょうぶ公園の見どころ

券売機前の看板に「見ごろ前、2割程度」と書いてあり、少しショック。

右手に池があって。蓮が咲いていました。

看板が出ていました。

ここからが菖蒲園です。谷戸に作られた菖蒲園、景色がいいです。

江戸系の菖蒲が植えられている圃場です。列によっては、咲いているものもあります。例えば、右の菖蒲は「江戸系 谷間の光 極早生」
この日咲いていたのは、「極早生」が多かったです。見頃前と書かれていましたが、極早の菖蒲がしっかり咲いていて、楽しめました。
見頃前の平日ですが、見に来た人は結構いました。ボランティアの方はあちこちに立っていて、私は見頃を教えてもらえました。もう1週間あと。15日ごろが見頃なようでっす。

ここにもきれいに咲いている江戸系の菖蒲が。白い花は、江戸系極早生の「松虫」。


この日は、菖蒲のクイズラリーが行われていました。

スタッフの方たちが作業中です。

ここにも咲いている菖蒲が。長井系の「湖畔の乙女」中生と書かれていました。普通の時期に咲くということですね。

この日は、「長井系」で美しく咲いている菖蒲が多かったです。

しょうぶ園の突き当りまできました。

この辺り、開花している菖蒲が多くてうれしい気持ちに。江戸系極早生「八ヶ岳」が開花していました。


同じく江戸系、極早生の「初島」。濃い紫が美しい!
行きとは違うルートで出口へ向かいます。

この日、伊勢系で咲いていた貴重な花「麦秋」は、やはり極早生です。

木道の上で記念撮影する姿もあちこちでありました。

長井系 早生「出羽の里」。すっきりして美しい。この日一番好きな花でした。

この日のキッチンカーが充実していました。私はお団子を買いましたが、お弁当系も魅力的な品揃えでした。
江戸古花:江戸・東京で育成・栽培された品種群。特に江戸時代~戦前に作出されたもの
江戸系:江戸系品種の作出は戦後まで続きました。江戸古花を除いたその後の江戸系を呼ぶ
肥後系:江戸時代に熊本藩士が地元に持ち帰った品種群。花が大型で豪華。鉢植えにして室内鑑賞にも適する
伊勢系:江戸時代に伊勢で育成された品種群。
長井古紫:昭和37年に山形県長井市で自生しているのが発見された品種群。野生のノハナショウブの面影を残しているものもある。
吹上花しょうぶまつり
吹上花しょうぶまつりは、5月31日(土曜日)から6月15日(日曜日)に実施されます。
期間中には、週末を中心に次のイベントが実施されます。詳しくは、「青梅観光ガイド」から「吹上花しょうぶまつり」の情報を確認してお出かけください。
・花しょうぶフェスタ(第1弾・第2弾) *天候により中止となる場合があります。
第1弾! 日時 6月 7日(土曜日)午前10時〜午後3時
第2弾! 日時 6月14日(土曜日)午前10時〜午後3時
・ポット苗配布(なくなり次第終了)
・デジタル一眼カメラ初心者対象! 吹上しょうぶ公園フォトウォーク(要・事前申し込み)
・地元名産品販売
・花しょうぶクイズラリー
・謎解きチャレンジ 花しょうぶの秘宝を追え!
・花しょうぶおみくじ
・花しょうぶスタンプラリー
・ガイドボランティア
東村山駅から北山公園への道も、直売所あり、寺社ありで楽しめます。東村山は団子やうどん